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ドコモ、Super3Gや4Gに向けた低消費電力LSIの試作に成功

 NTTドコモは、伝送速度200Mbpsを低消費電力で処理できるLSIの試作に成功したと発表した。同社が「Super3G」と呼ぶ、3GPPで標準化が進められている「LTE(Long Term Evolution)」に向けた取り組みとなる。

 発表された新型LSIの試作機は、ドコモのMIMO多重信号の信号分離を低消費電力で処理できるとういもの。200Mbpsの信号分離を0.1W以下で実現する。4つのアンテナから送信された20MHz幅のOFDM信号の復調と、MIMO信号分離処理を行なう機能が実装されている。

 ドコモが第4世代携帯電話(4G)システムに向けて開発した受信信号を分離する技術が使われており、信号分離には最尤(さいゆう)判定と呼ばれる信号分離法をベースとした技術が採用されている。最尤判定では、受送信された可能性のある全ての信号の比較を行なって、もっとも確かな信号を判定する。高性能な信号分離方法ではあるが、大規模な処理量が必要になるという。

 ドコモの信号分離方法では、最尤判定と同等の性能を維持しつつ、演算処理量を大幅に低減できるとしている。今回のLSI化では、回路の冗長部を省いて最適化が図られ、65nmプロセスが適用された。

 ドコモで今後、今回試作したLSI技術を元に研究開発を進めていく。



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070913_02.html


(津田 啓夢)
2007/09/13 16:30

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