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ソフトバンクモバイルは、同社のスマートフォン「Xシリーズ」に関して、利用にあたって注意すべき点をまとめて公表した。
ソフトバンクのXシリーズは、これまでにWindows Mobile OSを採用したスマートフォンを3モデル発表しており、現時点でHTC製の「X01HT」のみ販売が開始されている。今回同社が「注意事項」として公表した内容は、ユーザーから質問のあった内容をあらためてまとめたもの。
Xシリーズは、Yahoo!ケータイやS!キャスト、S!GPSといったソフトバンクのサービスに対応していない。また、通常のソフトバンク携帯電話と同様に、メールサービス「S!メール」を利用する場合は、月額315円のオプションサービス「S!ベーシックパックへの加入が必須となり、インターネットを利用する場合も加入する必要がある。
なお、メールやWeb閲覧など、インターネットへの接続が必要なアプリケーションを利用した場合、ユーザー側で手動で切断しなければならない。無通信の状態が16~29分間続くと自動的に切断されるが、アプリケーションや接続したサイト側の自動更新などでパケット通信が発生することもあるので注意が必要だ。無線LANをONにして無線LAN圏外にいる場合も、インターネット接続が必要なアプリケーションを起動すると自動的に携帯電話の3Gネットワークに接続されてしまうため、こうした点についても注意を呼びかけている。
「定額だから……」とかまわず通信を利用していると、思わぬ落とし穴があるかもしれない。ソフトバンクでは、定額オプション「パケットし放題」を加入していても、定額の対象外となるサービスがあるとしている。定額の対象外となるのは、パソコンやPDAを使ったデータ通信、SMS、国際SMS、国際S!メール、TVコール。
このほか、アプリケーションが自動的にパケット通信を行なった場合や、S!メールを送受信してS!メールのパケット以外のパケット通信が行なわれた場合、ネット接続中にアクセスしたサイト側からパケット通信が行なわれた場合などは、「PCサイトダイレクト」の通信となり、定額の上限額が10,290円となる。
さらに、今回の注意事項では、有害サイトへのアクセスを制限する利用制限機能が適用されない場合があるなど、多岐にわたって注意を呼びかけている。
なお、重要事項として、XシリーズにプリセットされているOS(Windows Mobile)と各アプリケーションについて、ソフトバンクのサポート対象外であると記載されている。それではユーザーはどこからサポートを受けるのか? 今回の注意事項ではこの点について明らかにされていない。多くは端末メーカーのサポートセンター経由で対応するようだが、ユーザーは不具合や不明な点について、ソフトバンクのサポートセンターとメーカーサポートセンターを使い分ける必要があるようだ。
以上のような多くの注意事項について、ショップ店頭で全ての説明を受けるのはなかなか難しいだろう。スマートフォンは、対応サービスや料金、サポート体制が通常の携帯電話とは異なるので、ショップやサポートセンター、ソフトバンクのWebサイトなどをうまく利用して疑問を解決したいところだ。
■ URL
お知らせ
http://mb.softbank.jp/mb/information/details/070907b.html
(津田 啓夢)
2007/09/10 20:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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