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miuroは、ロボット技術を採用したユニークなネットーワーク音楽プレーヤー。miuroがプラットフォームとなり、ソフトウェアをセットすることでオプション機能が追加できる。今回の「遠隔コミュニケーションパッケージ」では、従来提供されている自律移動機能と組み合わせることで、携帯電話からmiuroが操作できるようになる。 なお、「遠隔コミュニケーションパッケージ」は携帯電話の3D描画エンジンなどで知られるエイチアイ（HI）と共同開発したもの。部屋の中の確認したい場所や特定の時間を設定しておくと、設定に従ってmiuroが自分で移動し、室内の撮影や音楽再生、テキストメッセージの表示および読み上げといった動作が行なえる。 たとえば、外出先から携帯電話で部屋の状況やペットの様子を確認したり、家にいる人に、いわゆる帰るコールの代わりに指定の音楽を再生したりできる。従来、家庭用ロボットなどの遠隔操作機能は、前進→右→前進といったように、その都度進む方向を指示しなければならなかった。miuroは室内をマッピングする機能を搭載しており、携帯電話で指定すると本体が進む方向を考えながら目的の場所まで移動する。 携帯電話ではブラウザベースの操作画面で設定を行なう。IDとパスワードで操作画面にログインし、外出先から遠隔操作、タイマー予約、カメラで周囲の確認といった沿い操作が行なえる。また、動くものを検知すると、カメラで状況を撮影し、メール通知する機能なども用意される。 miuro本体の価格は10万8,800円。今回の機能追加は3万5,600円で、パッケージには、「PCコントローラ」機能や「自律移動」機能が含まれており、「PCコントローラ」機能を利用している場合は3万800円、「自律移動」機能を利用している場合は1万5,800円でアップデートできる。オプション機能はmiuroのパソコン向けWebサイトや、六本木ミッドタウンのDigital Codeで購入できる。
また、HIの代表取締役社長兼CEOの川端氏は、miuroに今後追加したい機能として、「Mascot Capsule nano」を紹介した。Mascot Capsuleといえば、携帯電話の3D描画エンジンとして各国で採用されているが、「Mascot Capsule nano」はそれよりもさらに小さい3D描画ライブラリとなる。 蛍光表示管などの単色表示画面で3D演出が可能となり、メモリ使用量を抑えて低リソースで利用できる。今回試作としてmiuroのディスプレイで表示していた。同社では今後、さまざまな分野で導入を見込んでいるという。 発表会のデモンストレーションでは、モデルの女性に携帯電話から音楽をプレゼントするといった一連の利用方法が紹介された。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.zmp.co.jp/data/pressrelease_20070724.pdf （津田 啓夢） 2007/07/24 17:15 | ||||||||||||||||||||||
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