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６月に発売されるのは、CFカード型のBluetoothアダプタ「IbCARD」と、プリンタのパラレルポートに接続する「IbDocument」のセット。いずれもBluetoothの最新バージョンであるVer 1.1に対応し、460kbpsのデータ通信が可能。製品自体はWireless Solution社が開発したもので、日本へのローカライズなどをリンク・エボリューションが担当する。 「IbCARD」は、Type1のCFカード型Bluetoothアダプタ。Windows 95/98/NT/2000/CE 3.0に対応しており、Type1のCFカードスロットしか搭載していないJornada 548などのPocket PCでも利用できる。対応するアプリケーションプロファイル（通信仕様）は、「Generic Access profile」「File Transfer profile」「Serial port profile」「Dial up networking profile」「LAN access profile」で、ファイルコピーやダイヤルアップ、LANアクセスなどができる。他のプロファイルについても規格が固まり次第順次対応していく予定で、携帯電話向けのアプリケーション提供も予定されているという。 「IbDocument」は、プリンタのパラレルポートに接続するタイプのBluetoothプリントサーバー。現在のところBluetooth規格のプリンタ向けプロファイルが決定していないため、パソコン側の専用プログラムを使って通信しているが、正式なプロファイルが決定すればそれに対応させるという。 一方、７月に発売される「IbGEAR」は、リンク・エボリューションが昨年商品化した「IrGEAR」にBluetooth機能を付加したもの。PDC方式携帯電話のデータ通信端子に接続することで、パソコンなどと赤外線（IrDA）もしくは電波（Bluetooth）を介し、回線交換式もしくはパケット方式でデータ通信が行なえる。 IbGEARでは、Bluetoothの通信時に用いる暗号鍵を、電波よりも傍受される危険性の少ないIrDAでやり取りしてから、Bluetoothによる通信を開始する、といった方法で通信の秘匿性を高められる。このようにIrDAとBluetoothを組み合わせる方法を、リンク・エボリューションでは「IbPair」と称しており、IrDAポートを備えるパソコンとIbCARDの組み合わせでも利用できるようにしている。リンク・エボリューションでは、コストが安く成熟した技術であるIrDAは、Bluetoothと共存し得るとしている。 リンク・エボリューションは「現在のBluetoothはメーカー・ユーザーともに理解度が低く、具体的な使われ方がうまく提案されていない状態」とした上で、まず自らがキラー・アプリケーションとなる使い方を市場に提案し、そのあとライセンス提供などの事業展開を見込んでいるという。 今後の展開としては、IrDAとBluetoothを利用したLANへのアクセスポイント「IbAccessPoint」や、マルチメディアサーバー「MeDiGEAR」などを2001年10月頃にリリースしていく計画。
われた。IbDocumentはACアダプタを接続できるが、パラレルポートからの電 源でも動作させられる
れていなかった。なお、写真のPCカードタイプのIbCARDは、エンジニアリング サンプルで商品化しない方向だという ・ リンク・エボリューション http://www.linkevolution.co.jp/ ・ Wireless Solutions http://www.wireless.se/ ・ 加賀電子 http://www.taxan.co.jp/ （白根 雅彦） 2001/04/18 20:14 | ||||||
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