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セイコーエプソンは、携帯電話向けカラー液晶2機種を製品化、5月よりサンプル出荷を開始すると発表した。新製品は半透過型TFD液晶と、半透過型STN液晶で、いずれも2インチ(対角5.1cm)。
新製品はいずれも、パネルの下辺にLCDドライバICを配置することにより、携帯電話の液晶パネル部の左右不均等デザインを解消できるもの。この新製品により、液晶部分の左右均等デザインが可能になる。
2インチTFD液晶(MD-TFD IIシリーズ)は、解像度は132(×RGB)×176ピクセル。4096色表示で、1秒あたり30フレームの動画表示が可能。30フレーム/秒の動画表示時にも、5mWという低消費電力性能を備える。ガラス基板も0.5mm厚と薄型・軽量のものを採用した。量産化は2001年度下半期を予定している。
2インチSTN液晶は、エプソンオリジナルの画像処理ソフトウェアと組み合わせることにより、4096色対応の液晶を採用しながら26万色相当の画像表示が可能だという。動画表示にも対応し、15フレーム/秒の表示が可能。解像度は120(×RGB)×160ピクセル。2001年度上半期に量産化する予定だ。
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左がTFD液晶、右がSTN液晶。液晶の下辺にLCDドライバIDが配置されている。いずれも2インチで半透過型。(どちらも画面はハメコミ画像)
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・ ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2001/010417_2.htm
(工藤 ひろえ)
2001/04/18 19:01
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