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携帯各社、「緊急地震速報」を携帯に一斉配信するシステム開発

 NTTドコモとKDDIは、気象庁が配信する緊急地震速報を、特定エリアの携帯電話ユーザーに一斉同報配信するシステムを開発中であると発表した。

 気象庁では、地震の発生後、直ちに震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、震度4以上の強い揺れが推定されるエリアに注意を呼びかける「緊急地震速報」の試験運用を行なっている。

 今回、ドコモとKDDIが連名で発表したものは、この「緊急地震速報」の本運用に向けた取り組みの1つで、大きな揺れを感じる特定エリアの携帯電話ユーザーに対し、メールなどで一斉同報配信するというもの。しかし、携帯電話で一斉配信した場合、システムに大きな負荷がかかるため、輻輳(通信が混み合うこと)や大きな遅延が発生する可能性がある。ドコモとKDDIがそれぞれ開発中のシステムは、こうした輻輳や遅延の影響を受けずに一斉配信するというもの。

 なお、開発はそれぞれ個別に行なっており、インターフェイスや仕様については共通化する方向で進めているという。なお、NTTドコモでは年内にも提供するとしている。対応する端末は今後発売される端末とのことで、既存の端末には対応しない見込み。両社は災害用伝言板サービスのような、無料のインフラとして提供していくと見られる。

 また、今回の両社の発表を受けて、ソフトバンクモバイルも「緊急地震速報」をソフトバンクの3G端末に配信するシステムを開発中であると発表。提供時期については2008年度中としており、提供形態など詳細については検討中としている。


サービスイメージ


URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070530_02.html
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0530c/
  ニュースリリース(ソフトバンクモバイル、PDF形式)
  http://broadband.mb.softbank.jp/corporate/release/pdf/20070530_2j.pdf
  緊急地震速報について(気象庁)
  http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html


(津田 啓夢)
2007/05/30 18:35

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