ケータイ Watch
最新ニュースIndex
【 2009/06/26 】
携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、総務省調査
[17:53]
ドコモ、スマートフォン「T-01A」を28日より販売再開
[16:47]
ソフトバンク、コミュニティサービス「S!タウン」を9月末で終了
[15:51]
ソフトバンク、ブランドキャラクターにSMAP
[15:34]
カシオ、携帯での閲覧にも対応した画像変換ソフト
[14:56]
テレビ朝日、iモードで動画配信「テレ朝動画」を開始
[13:54]
ファーウェイ、東京に「LTEラボ」開設
[13:22]
SoftBank SELECTION、iPhone 3GS向けケース3種発売
[13:04]
「G9」の文字入力に不具合、ソフト更新開始
[11:14]
アドプラス、iPhone 3G向けコンバージョンレンズ
[10:41]

三菱東京UFJとディズニー、新たなオンラインバンキング開始

三菱東京UFJ銀行 執行役員 リテール企画部長の長田 忠千代氏(左)と、ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長の星野 康二氏(右)
 三菱東京UFJ銀行とウォルト・ディズニー・ジャパンのインターネット部門 ウォルト・ディズニー・インターネット・グループは業務提携し、パソコンと携帯電話を対象にした新たなオンラインバンキングサービス「ディズニーおさいふプラス」を開始すると発表した。28日よりサービスが開始されている。

 今回開始される「ディズニーおさいふプラス」は、ディズニーコンテンツならではの親しみやすさと使いやすさに配慮されたオンラインバンキングサービス。「ディズニーおさいふプラス」専用のインターネット専門支店「キャッスルタウン支店」が新設され、ユーザーは同支店に口座を新規契約する形で利用を開始する。パソコンと携帯電話からの利用が中心になるが、キャッシュカードも用意され、従来のキャッシュカードと同様にATMなどで利用できる。

 システム面は旧東京三菱系のシステム上で運用され、金利も通常の支店の口座と同じ。


「ディズニーおさいふプラス」のコンセプト

パソコン、携帯から利用する

ポイントなど利用特典も
 28日には都内で記者向けに発表会が開催され、概要などが説明された。

 発表によれば、「ディズニーおさいふプラス」のコンセプトは「フレンドリー」「ファミリー」「バリュー」の3つ。銀行取引をわかりやすくするため、頻度の高い利用項目に機能を絞ったり、女性や家族が楽しく利用できるコンテンツを用意したり、ポイントや携帯向けの便利ツールを提供したりといった特徴を持ち、オンラインバンキングサービスを楽しく分かりやすく使ってもらおうというコンセプトになっている。

 具体的には、オンラインバンキングの機能が振込、振替、取引照会など使用頻度の高い項目に絞られており、ディズニー・デザインのわかりやすい画面で案内される。パソコン向けには本をめくるような画面デザインを採用した金融用語を解説する用語集も用意され、気軽に用語が学べるようになっている。

 子供や家族向けのコンテンツとしては、ディズニーのエンターテイメント型学習コンテンツとして、パソコン向けの店舗経営シミュレーションゲーム「マジカル・バザール」が用意される。洋服の仕立て屋経営をモチーフにしたゲームで、ゲーム内の店舗運営を通じてお金の大切さや利用のされ方などを学ぶことができる。携帯電話向けにはマジカル・バザールと連動したアドベンチャーゲームが8月より配信される予定。

 ディズニーおさいふプラスの利用特典として、口座開設や継続利用、友人紹介などでポイント「マジックコイン」が付与される。マジックコインを貯めるとディズニーグッズなどと交換できる。なお、マジックコインはディズニーのパソコン向け通販サイト「ディズニー・モール」でも獲得でき、マジックコインはディズニー・モールでグッズと交換できる。ポイントプログラムは8月より開始される。

 携帯電話向けサービスは、3キャリアのアプリ対応機種で利用できる見込みで、対応機種は順次拡大される。乗換案内や天気予報、占いコンテンツなども提供されるほか、ディズニー絵文字が使える「ディズニー絵文字スケジュール帳」を用意。スケジュール帳に絵文字を入力するとディズニーテイストにアレンジされた絵文字が表示されるオリジナルのスケジュール帳で、振込日などを設定するとメールで事前に通知するリマインダー機能などもサポートされている。また、アプリにはMobile Edyにチャージできる機能も搭載されている。


発行されるキャッシュカードでATMなども利用できる パソコン向けでは、経営シミュレーションゲームを通じてお金について学べる

アプリもディズニーのデザインやコンテンツを盛り込む 携帯向けサイトでは便利ツールも提供

 28日の発表会では、三菱東京UFJ銀行、執行役員 リテール企画部長の長田 忠千代氏が登壇し挨拶を行なった。同氏は「ネットユーザーは7,000万人ともいわれ、銀行にとってもネットは非常に重要なチャネル。オンラインバンキングを一層強化すべき分野と考え、リテール戦略の重要な柱と位置付けている」と述べ、オンラインバンキングサービスを一層強化していく方針を明らかにしたほか、「各界の一流のプレイヤーとの提携戦略を打ち出していく中で、今回のサービスは最も重要な案件のひとつ。金融教育でも、ゲームを楽しみながら家族と一緒に学べるようにした」とサービスの特徴を説明した。

 ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長の星野 康二氏は、「1962年から取引を開始し、1959年に創業した日本法人のあゆみと共に長いお付き合いになっている」と両者の長い協調関係を述べた上で、「おかげさまで日本ではディズニーが活発。近年はデジタルの世界、インターネット関連事業が大変な躍進を遂げ、全世界的にもインターネット事業がディズニー全体を牽引する動きになっている」とインターネット事業の重要性を語った。同氏はまた、「公式サイトのディズニーモバイルは400万人以上の登録ユーザーで、最大級。ほかにもどんどん新しい活動が生まれている。そういった中で、三菱東京UFJの優れた金融サービスと、ディズニーならではの親近感とクオリティを持ったコンテンツが融合し、だれにでも分かりやすいオンラインバンキングサービスに参加できることを嬉しく思う」と語り、新たなオンラインバンキングサービスをディズニーの重要な展開のひとつであると位置付けた。

 なお、KDDIと三菱東京UFJ銀行が2008年に設立するモバイルネット銀行と今回のサービスとの関係については、同行 マーケティング部部長の長谷川 健一氏から「モバイルネット銀行は個人のニーズに応えるものとして準備している。ディズニーおさいふプラスは家族みんなでの利用やコンテンツを含んだもので、ターゲット層が違う」と説明された。また、同行 執行役員 リテール企画部長の長田氏は「携帯ならではのサービスを追求するのがモバイルネット銀行。それぞれのサービスを追求し、ユーザーに選んでいただく」とし、それぞれのサービスに注力していく姿勢を明らかにした。


アプリ画面のイメージ 口座照会画面のイメージ

Mobile Edyへのチャージも可能 絵文字がディズニー風にアレンジされる「ディズニー絵文字スケジュール帳」


URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.bk.mufg.jp/news/news2007/pdf/news_disney.pdf
  ディズニーおさいふプラス
  http://disney.bk.mufg.jp/

関連記事
KDDIと三菱東京UFJ、携帯向け銀行事業を2008年度半ば開業


(太田 亮三)
2007/05/28 17:54

ケータイ Watchホームページ

ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.