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SVG形式の地図の上に、各種情報のレイヤーを重ねるイメージ
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「EZガイドマップ」は、ユーザーの用途にあわせた地図情報を提供するサービス。SVG形式の地図を参照できるアプリ「地図ビューアー」を用いており、同時に発表された「災害地ナビ」と同じ仕組みが利用されている。
利用時には、コンテンツプロバイダが有料配信する地図をあらかじめダウンロードする。地図上には店舗などの所在地にアイコンが表示されており、クリックすると店舗情報が表示される。あらかじめ地図をダウンロードしておくため、スクロールや拡大縮小はすばやく処理され、ストレスなく利用できる。ただし、地域や用途を限定した地図となっているため、たとえば銀座エリアのグルメガイドという地図であれば、飲食店以外の情報、あるいは銀座以外のエリアは参照できない。
EZナビウォークやEZ助手席ナビの連携も可能で、たとえば「EZガイドマップ」で飲食店用地図を見て、行きたい店があれば、店舗情報内の「目的地に設定」というリンクをクリックすると、EZナビウォークでのルート検索が利用できる。地図データと店舗情報を含め、最大1.5MBのデータを配信できる。
コンテンツは、KDDIの審査を経る形になり、公式メニュー内でサービス展開するコンテンツプロバイダ向けに製作環境が提供される。サービス開始時には、ぐるなびがグルメ総合ガイドマップを、テレビ東京ブロードバンドが「出没!アド街ック天国」のタウンガイドを、スポーツニッポンが釣り場案内アップを配信する。担当者は「StandaloneGPSで現在地を計測するため、海外などでも利用できる」としている。
なお、専用アプリ「地図ビューアー」は、セックが開発したもの。ダウンロードしたデータは、データフォルダ内に保存され、クリックするとビューアーを起動できる。地図データは、他の携帯電話へ転送できない。
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店舗情報からEZナビウォークに連携できる
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スタート当初に登場するコンテンツ
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こちらは釣り場案内マップ
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コンテンツによってメニュー項目は異なる
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■ ぐるなびモバイル、EZガイドマップに対応。地図上で店舗検索が可能に
ぐるなびが運営する「ぐるなびモバイル」は、auのEZガイドマップ対応サービスとして「ぐるなびマップ」を開設すると発表した。対応機種の発売開始と同時にサービスを開始する。利用料は、1ダウンロードあたり31円。
「ぐるなびマップ」は、22日に発表されたau携帯電話向けのダウンロード地図を利用した専門ガイドマップサービス「EZガイドマップ」に対応。地図閲覧用プラットフォーム「地図ビューアー」とGPSによる位置情報を活用し、レストラン情報の付いた地図データがダウンロードできる。
地図データはダウンロード型で提供されるため、地図のスクロールや拡大・縮小の描画も速く、ぐるなびでは「ストレスなく利用できる」としている。また、GPSによって現在位置を確認できるため、地図の現在位置から最寄りのレストランを探す時などに便利だという。StandaloneGPS対応により、携帯電話のサービスエリア外でも、GPS測位に必要となる衛星の情報を衛星から直接受信し、au携帯電話単体で測位処理が可能となる。
ぐるなびが提供するレストラン情報は、店名、飲食店ジャンル、最寄駅、電話番号、平均予算、度数、営業時間、駐車場の有無、カード利用の可否、クーポン情報など。「ぐるなびマップ」上にある地点アイコンにカーソルを合わせることで、レストランの詳細データが閲覧できる。ルート表示機能はないものの、設定した目的のレストランまでの直線距離、方角を表示させることも可能だ。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0522a/
セック ニュースリリース
http://www.sec.co.jp/news/20070522.html
ぐるなび ニュースリリース(PDF形式)
http://www.gnavi.co.jp/company/release/2007/070522.pdf
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(関口 聖, 工藤 ひろえ)
2007/05/22 17:44
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