電気通信事業者協会(TCA)は、2007年4月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。携帯電話の契約数は3社とも純増を記録。数値は年度末の春商戦がピークを迎えた3月以前の水準に戻った格好だが、ソフトバンクだけは純増数を伸ばした。
NTTドコモは6万5,800人の純増。KDDIは全体で24万9,400人の純増で、内訳はauが36万3,700人の純増、ツーカーが11万4,300人の純減。ソフトバンクモバイルは16万3,600人の純増。ドコモ、KDDIは春商戦のピークである3月と比べて純増数は半分以下となり、2月の水準に戻った格好。一方、ソフトバンクモバイルは2月、3月と約12万人の純増で推移してきたが、4月は約16万人の純増とさらに数字を伸ばした。
第3世代携帯電話では、ドコモが90万1,600人、auが37万9,800人、ソフトバンクが56万100人とそれぞれ純増となっている。
インターネットサービスでは、iモードが4万8,600人、EZwebは26万2,800人、Yahoo!ケータイは18万7,700人でそれぞれ純増。
PHSは、ウィルコムが6万2,600人の純増。ドコモは2万2,600人の純減となった。PHSは、全体の累計契約数が500万人を突破している。
MNPを利用した4月の契約数は、各社がそれぞれ明らかにしている。ドコモは8万9,400人のマイナス。KDDIは8万4,700人のプラス。内訳は、auが8万8,600人のプラスで、転入を受け付けていないツーカーは3,900人のマイナス。ソフトバンクは4,700人のプラスで、転入7万9,600人、転出7万4,900人。ソフトバンクはMNP開始以来、初の転入超過となった。
なお、イー・モバイルの契約数については、6月末分から四半期ごとに契約数が公表される予定。
【お詫びと訂正 2007/5/10 18:15】
初出時、「auは8万4,700人のプラスで、転入を受け付けていないツーカーは3,900人のマイナス」と記載していましたが、正しくは「KDDIは8万4,700人のプラス。内訳は、auが8万8,600人のプラスで、転入を受け付けていないツーカーは3,900人のマイナス」です。お詫びして訂正いたします。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
65,800 |
52,686,900 |
KDDI |
249,400 |
28,437,800 |
ソフトバンク |
163,600 |
16,072,100 |
総計 |
478,900 |
97,196,800 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
901,600 |
36,431,100 |
au |
379,800 |
27,099,400 |
ソフトバンク |
560,100 |
8,220,200 |
総計 |
1,841,500 |
71,750,700 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
48,600 |
47,622,600 |
EZweb |
262,800 |
23,796,000 |
Yahoo!ケータイ |
187,700 |
13,452,300 |
総計 |
499,100 |
84,870,900 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
62,600 |
4,589,700 |
NTTドコモ |
-22,600 |
430,500 |
総計 |
40,000 |
5,020,200 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0704matu.html
電気通信事業者協会
http://www.tca.or.jp/
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(太田 亮三)
2007/05/09 16:12
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