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ドコモ夏野氏が宣言、「904iはDoCoMo 2.0、ドコモの反撃だ」
NTTドコモは23日、都内で904iシリーズ発表会を開催した。同社プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長の夏野剛氏が登壇し、904iシリーズや新サービスの概要を紹介した。
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904iを皮切りにドコモは反撃する
新ロゴを背にする夏野氏
ドコモの反撃を示すというロゴマーク
まず夏野氏は、「904iシリーズを皮切りにドコモは反撃する。これは携帯電話が、業界の常識が変わるということ。これまでできなかった、信じられないようなこと、たとえばみんなが楽しめる新感覚ゲームといったものなど、他には真似できないことを904iからスタートしていく」と決意表明とも言えるコメントを発した。
夏野氏の背後には、「DoCoMo 2.0」と記されたロゴが掲げられており、同氏はそのロゴを指し示すと、「ドコモが変わることを象徴するものとして、新たなロゴマークを作った。これが街のあちこちに掲げられ、新しいドコモを伝える旗印になる。これから皆さんの人生を少しだけ良い方向に変化できたら、と思う。社長もやる気で、全社的に取り組む」と語った。
質疑応答の際に「2.0」と表現したことについて尋ねられると、夏野氏は「私もどうかと思った。ただ、当社の幹部社員が『一般ユーザーは2.0が意味するところがわからないのではないか』と不安視していた。ITリテラシーが高い人にとっては慣れ親しんだワードかもしれないが、一般的にはちょうど良いタイミングではないか。マーケット調査を行なった結果でも、ちょうど良いと判断したということ。マーケティングのプロによればちょっと変わったことをアピールするには、ちょうど良いとのことで、そこは担当者の判断に任せた」と説明した。
反撃と題したことについて、「具体的な目標を掲げるのは難しい」と述べた夏野氏は、「負けていると言われなくなること」を目標とした。これは、MNP開始以来、過去半年間の実績を他社と比較した場合、実数以上にマイナスの評価を受けているため、だという。
夏野氏は、「903iシリーズは良い評価を受けていたが、いろいろあって……特にコミュニケーション機能がおとなしかったと思っている。(904iは)他社に負けているところに追いついた。今回は2in1など、ネットワークと端末がシンクロしなければ実現できない機能がある。端末だけの機能ならすぐ真似できるが、ネットワークを使う機能はそう簡単にいかない。今までと比べても、結構自信はある」とも述べた。
広告戦略については、新たなタレントを起用して計8人で904iシリーズをアピールするという。出演タレントは今回明らかにされていないが、「過去に他社CMに出演した人がいる」(夏野氏)という。
904i Revolutionと紹介された
904iシリーズの特徴
広告戦略については含みを持たせた
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型番の推移、今後の台数は?
今回の904iシリーズでは、N904iがHSDPA対応、F904iがワンセグ対応となっているが、「iX」「iTV」という型番は採用していない。夏野氏は「これから主流になるということで、さりげない型番にした」と説明した。
同氏は、プレゼンテーション中に「903iSの予定だったが、新機能を搭載し、メジャーバージョンアップということで904iシリーズとして投入することにした。次は905iになる。ただiSシリーズが消滅したのではなく、今後も同一プラットフォームで機能追加した場合などは90XiSという型番になることがあるだろう。型番の数字がインフレするのは、ユーザーにとってはわかりにくい」と述べた。
今回は5機種発表されたが、「まだ70Xiシリーズなどもあり、この5機種で終わりというわけではなく、機種数を減らしたわけではない。ただ、今回は新たな機能を搭載した904iシリーズとして5機種を発表したということ。ソニー・エリクソン製端末が含まれていないが、単に今日の発表には入っていないということ」とも語った。
このほか、HSDPAの高速化は、今後の検討課題とした。
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904iの共通機能、新サービスと進化した機能
楽オク出品アプリ
ガイダンスに沿って操作すれば、手軽に出品できる
904iシリーズで新たに導入され、5機種全てに共通している機能は、「2in1」「うた・ホーダイ」「WMA対応」など。また、プリセットアプリとしては、楽天オークションに手軽に出品できる「楽オク出品アプリ」や、事前に発表済の「iアプリバンキング」が紹介された。楽オク出品アプリは、アプリからカメラを起動し、商品の撮影を行なってから出品手続きができるというアプリ。操作がわかりやすくなるよう、ガイダンスも表示される。
また、HSDPA対応機種向けに提供されていた機能のうち、10MBのiモーションは、HSPDA非対応の機種を含む904iシリーズ全機種で利用できるようになり、ビデオクリップも配信される。10MBのiモーションは、QVGAサイズ、H.264形式となっている。
既存サービスでは、メインメニューなどがカスタマイズできる「きせかえツール」のデータが、従来の500KBから最大2MBに拡大された。903i向けに複数のファイルで配布されていた場合でも、904iでは1セットにまとめられる。また、3GP形式の着うたファイルもセットできるようになり、メニューアイコンや待受画像と一緒に着うたもカスタマイズできるようになった。なお、SH904iでは、実写動画が再生できるが、他の904iシリーズはいずれもFlashデータとなる。
このほか、GPS機能、メガiアプリ、フルブラウザ、3Gローミングなどが5機種全てでサポートされている。
5機種全てが10MBのiモーションに対応
映画「転校生」の映像がプリセット
F904iで再生したところ
きせかえツールは最大2MBに
着うたも一緒にカスタマイズできる
DCMXは225万契約、9割が「DCMX mini」という
ゴールドカード版もいよいよ登場
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URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070423_00.html
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ドコモ、904iシリーズ5機種を開発
(関口 聖)
2007/04/23 22:41
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