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NTTドコモは、タムラ製作所と共同開発した据置型の「かんたんテレビ電話機」を発売した。法人向けに提供され、価格は20万円程度だが、導入規模などによって異なる。
「かんたんテレビ電話機」は、据置型のテレビ電話専用端末。テレビ電話のみの対応で、映像を伴わない音声通話は利用できない。通話相手としては、ドコモのテレビ電話対応機種と、NTT東西のフレッツフォン(VP1000のみ)が対応機種となっている。利用するには、カード型FOMA端末「P2403」か「P2402」を装着する必要がある。このカード型端末はパッケージに含まれない。
7インチで800×480ドット、26万2,144色表示のTFT液晶ディスプレイはタッチパネル機能を備えており、操作したいメニューアイコンに触って操作する。またリモコンスイッチでも操作できる。機能面では、あらかじめ設定しておいた相手にテレビ電話をかけられる「かんたんモード」、電話番号を入力したり、電話帳から相手を選ぶ「電話機モード」が用意されており、テレビ電話がかかってきたら自動で応答する「自動着信機能」や、あらかじめ電話帳に登録してある人からのみ着信する「電話帳登録外番号拒否信号」が用意されている。
また、あらかじめ暗証番号を知っているFOMA端末だけに映像を送信する「映像送信制限機能」が用意されている。これは、見知らぬ相手からのテレビ電話に対して用意されたもので、FOMAからテレビ電話がかかってきた場合、同機能を事前に設定しておけば、相手の画面には、暗証番号(数字4桁)の入力を求める文章が表示される。そこで相手が正しい番号を入力すれば、「かんたんテレビ電話機」からの映像が見られる。
大きさは約191×220×120mm、重さは約2.7kg。広角レンズの130万画素CMOSカメラを搭載する。電源はACアダプタ。ボディカラーは白。同社では「これまでFOMAなどのテレビ電話の操作性に対して寄せられた意見に応え、大画面で面倒な操作が必要ない端末として提供することにした。介護などの福祉事業者に利用してもらえるのではないか」としている。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20070308.html
(関口 聖)
2007/03/08 15:49
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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