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女性ブロガー向けのPANTONEケータイ発売記念イベント

イベントの模様

イベントの模様
 ソフトバンクモバイルは23日、20色のカラーバリエーションを用意した“PANTONEケータイ”こと、シャープ製3G端末「812SH」の女性ブロガー向け発売記念イベントを実施した。812SHの開発担当者やカラーアナリストらが参加し、豊富なカラーバリエーションの魅力などが語られた。


女性限定・写真撮影OKのイベントで口コミねらう

会場にはPANTONEケータイのサンプルなども展示された

会場にはPANTONEケータイのサンプルなども展示された
 今回のイベントはブログを運営する“ブロガー”の中でも、特に女性限定で実施された企画で、彼女たちの口コミによる宣伝波及効果を狙っている。イベント会場となった東京・原宿のカフェには、Webサイトなどを通じて募集した女性一般ユーザー27名のほか、雑誌などで活躍する女性モデル19名が集まった。着飾った出席者も多く、非常に華やかな雰囲気のもと、イベントは進行した。

 イベント中は写真撮影も随時可能。司会進行役からは「記者になった気分でイベントに参加し、ぜひブログで紹介してほしい」との説明も開会時になされており、多くの参加者がデジタルカメラやカメラ付き携帯電話でイベントの模様を撮影していた。


20色バリエーション開発の舞台裏

ソフトバンク ターミナル企画部の大道氏

ソフトバンク ターミナル企画部の大道氏
 イベントでは、ソフトバンク ターミナル企画部の大道 伸氏によるトークショーが行なわれた。大道氏によると812SHの開発がスタートしたのは2006年の夏。「ボーダフォン」ブランドから「ソフトバンク」ブランドへの変更や、MNP開始を目の前にした時期ということもあり、「誰にもできなかったことをやろう」との機運が社内で高まっていたという。

 そこで開発難易度や在庫管理の観点から難しかった“端末の多色展開”へチャレンジすることが決定。当初は「100色作る」や、製造元であるシャープとの会談では「5色展開」などの声も上がったという。しかし色鉛筆などで一般的な「24色」が1つの目安と示され、さらに調整を進める中で20色展開に落ち着いた。さらに「デザイン業界の標準ともいえる色見本の『PANTONE』の名前を、そのまま携帯電話に冠したら面白いのではないか」というコンセプトに達したと、大道氏はその舞台裏を明かす。

 PANTONEのブランドを冠するにあたっては、色見本そのままのカラーを再現することが要求された。一般的な携帯電話では光沢感・高級感を演出するため、塗料に混ぜものをあわせたパール塗装あるいはメタリック塗装が施される。一方、PANTONEケータイは「ソリッドカラー」と呼ばれる、混ぜものなしのカラーを実現しなければならなかったという。「大変難しい作業だったが、色を作る職人の皆さんに『こういう仕事をやりたかった』と喜ばれた」と、大きな手応えがあったとも大道氏はコメントしている。

 タイトな開発スケジュールも課題だった。大道氏は「一般的な携帯電話のカラーバリエーションは3色前後。しかし812SHについては20色分の開発を、3色分の開発期間で行なわなければならなかった」とその苦労を振り返る。

 また本体外装部は数多くの部材から構成されるが、それぞれ製造工場が異なるケースがほとんど。全工場を通じてその色味を統一する作業にも苦心した。当初は一部の部材を全カラーバリエーション通じてシルバーに統一する案もあったという。最終的にはその問題も解決し、本体色に応じて商品の化粧箱も色を変えるというこだわりに行き着いたと大道氏は話す。

 大道氏は最後に「ソフトバンクはチャレンジし続ける会社。PANTONEケータイに限らず、皆様にご満足いただける色やデザインの端末を作り続けていきたい」と抱負を語ってトークショーを締めくくった。


色にちなんだゲームでコーディネート競う

カラーアナリストの高野美穂氏

カラーアナリストの高野美穂氏
 イベント後半は、カラーアナリストの高野美穂氏によるミニセミナーと、色をテーマにしたゲームが行なわれた。高野氏は「PANTONEケータイのもっとも画期的なところは、色のトーンの違いに挑戦したところ。緑系の色をとっても、ハッキリした色づかいのグリーンと、パステルカラー調のミントグリーンの2種類が用意されている」と説明する。

 また高野氏は、性格や肌の色素によって異なる“パーソナルカラー”の探し方を参加者に指南。20色のバリエーションが用意されたPANTONEケータイなら、パーソナルカラーに併せたカラー選びもできると指摘した。加えて、他者からどのように見られたいかで端末カラーを選んでも良いとアドバイスしている。

 この後、参加者は4つのグループに分かれ、カラーコーディネートを競うゲームに挑戦。朝起きてやる気になる色、夜寝る前にリラックスできる色、アウトドアで出かけるとき楽しくなる色など、テーマに適したと思われるPANTONEケータイとファッションアイテムの組み合わせ例を探るという内容。勝者には812SH本体やファッションイベントの入場券などがプレゼントされた。


出席者は、会場に用意されたバッグやマフラーなどとPANTONEケータイをコーディネートするゲームに挑戦 ゲームの勝者にはプレゼントも贈られた
出席者は、会場に用意されたバッグやマフラーなどとPANTONEケータイをコーディネートするゲームに挑戦 ゲームの勝者にはプレゼントも贈られた


URL
  20colors.jp(PANTONEケータイスペシャルサイト)
  http://mb.softbank.jp/mb/special/20colors/

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(森田秀一)
2007/02/26 11:28

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