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大阪商工会議所と大阪工業会が共催する「情報家電&ウェブ・携帯ビジネス振興フォーラム」から、携帯電話向け動画配信サービスを行なう新会社モバイルテレビジョンが今年5月に設立される。新会社は、次世代携帯電話から本格的に動画の配信を行なう予定だが、現行端末にも7月より1秒3コマの映像を配信する。サービス名称は「Watcha」(ウオッちゃ)で、当面は無料で提供される。
モバイルテレビジョンは、情報家電、インターネット、携帯電話などのベンチャービジネスの振興を目的に、大阪商工会議所と大阪工業会が開催する「情報家電&ウェブ・携帯ビジネス振興フォーラム」から誕生するもの。
同フォーラムでは毎月、起業家やベンチャー企業によるビジネスプラン発表会が開催されており、大阪商工会議所と大阪工業会が新ビジネスの立ち上げを促進する役割を担っている。昨年7月にテレビCM制作会社社長の赤沢明春氏が、このビジネスプランを提案し、会社設立に至った。関西電力、読売テレビエンタープライズ、メガフュージョン、ブリッジなどが出資し、資本金は1億50万円。
携帯電話向け動画配信サービス「Watcha」は、道路や街頭、遊園地などのレジャー施設へ小型のWebカメラを設置し、各地の天気や混雑状況などの映像を配信するというもので、iモード・J-スカイ・EZwebに対応して7月から配信される。Webカメラは当初、関西地域で65カ所に設置され、9月には東京に、来春には全国に設置される予定。利用料は9月から有料化され、12月にはIMT-2000に対応した動画が配信される。
このほか、同社ではIMT-2000向けに1分間のドラマやバラエティー、ニュース、アニメなどのオリジナル番組をオンデマンドで配信する「Palm-TV」(仮称)を、来春よりスタートする予定。
・ 大阪商工会議所
http://new.osaka.cci.or.jp/
・ 情報家電&ウェブ・携帯ビジネス振興フォーラム
http://www.osaka.cci.or.jp/Seminar_Event/forum0607/index.html
(松下 麻利)
2001/04/12 15:50
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