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カメラ付き携帯がスキャナーやFAXになる新サービス
scanR.jp
米scanR(スキャンアール)は、カメラ付き携帯電話で撮影したビジネス文書や名刺といった紙メディアをスキャンして、コピーやFAX送信できる日本向けサービス「scanR.jp」を発表。30日よりサイトをオープンした。
同サービスは、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラでビジネス文書やホワイトボードに書いた文章や図、領収書、名刺などを撮影し、指定されたメールアドレスに送信すると、送信先のサーバーで視認性を高めた画像に自動的に処理されるというもの。画像データはJPEG形式の元データとともに、PDF形式で保管される。
さらに、送信された画像データには自動的にOCR処理も行なわれ、画像データの内のテキスト情報から抽出されたキーワードでタグが付加される。このタグを利用して、「scanR.jp」やGoogle Desktop、Windows Vistaなどデスクトップ検索ツールで画像検索が行なえる。
また、画像をサーバーに送信する際に、本文中にFAX番号を入力しておくと、画像の保管に加えて、FAX送信も可能。現在、英語のみに対応するが、名刺をスキャンする機能も用意される。日本語版は2007年第2四半期にも登場する予定で、名刺スキャン機能では、名刺の画像データ化だけでなく、vCard形式に出力できる。
対応する携帯電話は、100万画素以上のカメラを搭載し、メール送信できるもの。デジタルカメラにも対応する。
サービス開始当初は利用料無料で提供される(要会員登録)。2007年第2四半期頃を目途に有料化される予定だが、その際も1カ月につき5回のアップロードまでは無料となる見込み。無制限に利用する場合は月額300~700円程度かかる。
独自の画像処理技術で、買いたい電話で撮影した紙メディアが視認しやすい形で保管される
元画像も確認可能
携帯電話で撮影した画像のサンプル
画像処理後
携帯電話で撮影したビジネス文書の画像サンプル
OCR機能で画像内のテキストを認識、自動でタグが付加される
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デモンストレーション
scanRのCEOのルディ・ルアノ氏
30日のサービス発表会では、scanRのCEO(最高経営責任者)であるルディ・ルアノ氏がプレゼンテーションを行なった。同氏は、scanRのサービスを「スキャナーをポケットに入れてどこにでも持ち運べるサービス」と説明し、紙の情報であるFAXや名刺、文書、領収書といった物理的なもののデジタル化に貢献するサービスと述べた。
昨年サービスが開始された米国では、スプリントやシンギュラーといったメジャーな通信事業者と提携してサービスを展開しており、今回の日本版サービスが初のローカライズ事例となる。現在、国内企業との提携に向けて調整中とのこと。同社では、日本を皮切りに中国やドイツ、フランスでもサービスインを予定している。
デモンストレーションでは、実際にホワイトボードに書かれた文章を携帯電話で撮影し、サーバー上でPDF化される一連の作業が披露された。特別なアプリを利用することなく、携帯電話にプリセットされている通常のメール機能で画像を送信すること1分程度、サーバー上にはきれいに画像処理されたPDFファイルが保管された。
なお、ビジネスでの利用が見込まれるため、情報は暗号化されており、シマンテック社の承認も受けているという。また、画像データを保管することなく、メールですぐに画像を転送することも可能。画像の保存容量は無制限。
メガピクセル以上のカメラ付き携帯電話は、世界的に見ればまだ高機能な携帯電話といえるだろう。scanRが日本を最初の市場に選んだのも、メガピクセルモデルが広く普及している現状を考えた上でのことだという。同社では、2007年中にも日米合わせて100万会員を獲得したい考えだ。
ホワイトボードを撮影
数分で画像処理が終了。画像が保管された
PDFファイルで出力された
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URL
scanRのサービス案内
http://www.scanr.jp/
(津田 啓夢)
2007/01/30 19:48
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