KDDIおよび沖縄セルラーは、auの新商品ラインナップ10機種を1月下旬以降に発売する。これに伴い16日、都内で新商品発表会が開催された。
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春モデルのコンセプト
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自分らしさを演出できるデザイン
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MEDIA SKINなどがMOMAのコレクションに加わった
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■ 小野寺氏、顧客満足度の更なる向上を目指す
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小野寺氏
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昨年までの新製品発表会とはうってかわり、KDDIの代表取締役社長兼会長の小野寺正氏の登場はシンプルなものとなった。同氏は、今回発表された10機種(MEDIA SKIN/W52T/W51SH/W51CA/W51SA/W51K/W51H/W51T/W51P/W51S)と先日発表された4機種(A5525SA/Sweets cute/A5523T/W43H II)を合わせた14機種がauの春商戦モデルとなることを告げた。「2006年の秋冬モデルは、MNPが導入されたことで過去最大となる17機種を投入した。今回は、これまでの音楽とデザインに加えて映像にこだわった」と話しており、14機種中8機種がワンセグ対応モデルであることを印象づけた。
auでは、12月末時点でのワンセグ対応端末のユーザー数が147万人に達したという。小野寺氏は、ワンセグケータイの拡充について、「ユーザーのニーズに応えるためにワンセグを充実させた。ライフスタイルに合わせて好みのものが選べる」と語った。
映像系機能がリッチになり、26万色表示の有機ELディスプレイ搭載機1機種、広視野角でハイコントラストが得られるIPS液晶搭載機を3機種投入するなど、ディスプレイにも新たな変化が見られた今回のラインナップ。同氏は今回の発表会でも、これまで繰り返しコメントしている「ユーザーに満足いただけるもの」という言葉を使っていた。
2004年以降、顧客満足度調査で3年連続首位をキープしているauだが、昨年の秋に導入されたMNPについて小野寺氏は、「順調な滑り出し。3年連続トップとユーザーから選ばれるブランンドとなっている。顧客満足度の更なる向上を目指す」とコメント。さらに、「MNPはこれから永遠に続くもので、この対策は満足度の上げていこうとすることに尽きる。今回映像にこだわったように、こういうステップ踏んできっちり整えていく」と述べた。また、同氏は、個人向けの市場がシュリンクしてきている現状を語り、法人市場などのマーケットの拡大にも取り組んでいることを説明。成長が見込める市場を伸ばすことで、「ケータイビジネスそのものはまだ拡大する」と話した。
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2006年のau
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映像へのこだわり
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秋冬モデルの音質を評価
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■ auの端末戦略
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井上氏
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MEDIA SKIN
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au商品企画本部長の井上正廣氏からは、auの端末戦略の説明があった。昨年までのauは、着うたや着うたフルなどの音楽分野、au design projectを中心としたデザイン分野に注目が集まっていた。また、早い段階でワンセグ対応モデルを市場に投入したほか、2006年の秋冬モデルでは、他キャリアに先駆けてデジタルラジオ対応端末も発売。井上氏は「本物の音楽や上質なデザインがユーザーの支持を得た」と話した。
また、「便利なだけでなく、心地よさをもたらすケータイ、あらゆる要素で本物を目指す。本物の音楽、上質なデザインに加えて、今回は本物の映像にトライした」と語り、auの考える「本物の映像」を説明。ワンセグやデジタルラジオ、EZチャンネルプラスと高画質ディスプレイでハイクオリティな映像を提供するとした。
今回、au design projectからの発売が決まった「MEDIA SKIN」では、26万色表示の有機ELディスプレイが搭載されている。NTSC比107%と液晶よりも色再現性が高いとし、井上氏は「薄型化にも最適だと考えている」と述べた。
また、「ワンセグへのユーザーの声、機能への希望を我々は全て対応していく」と話し、テレビ出力機能や、タイムシフト再生、録画中の番組再生など端末個別の機能を紹介した。
さらに、昨年の秋冬モデルでは音質を向上させる技術としてヤマハのDBEXなどを採用したが、春モデルでも引き続き音楽への取り組みを進めていくという。KDDIでは、ヤマハの協力を得て、au商品企画本部員の“耳の向上”などにも務めているという。
最後に同氏は、「機種数を競うつもりはないが」と前置きした上で、9月以降に投入した端末が31モデル(秋冬モデル17機種+今回の春モデル14機種)に及ぶとした。auでは、ユーザー1人1人の満足度高めるラインナップで、近年の好調をキープしていきたい考えだ。
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これまでのauの取り組み
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春モデルの商品戦略
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ワンセグのニーズ
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高品質なワンセグ環境
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26万色有機EL
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3モデルでIPS液晶
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高品質な音
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LISMO Music Serch
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携帯が外と繋がる
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過去最大のモデル数
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1人1人の満足度の向上を目指す
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■ 吉岡氏、「MEDIA SKINは目を閉じても感じられるケータイ」
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吉岡氏
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坂井氏
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なお、今回の発表会には、「MEDIA SKIN」のデザイナーである吉岡徳仁氏や、au端末を総合プロデュースしたウォーターデザインスコープ代表のコンセプター 坂井直樹氏も登壇。それぞれコメントを残した。
吉岡氏は、「やっとMEDIA SKINが登場した。MOMAコレクションに選定され永久保存品となる」と語り、デザイン的な考えを語った。「新しいデザインは時代とは全く逆の方向に向かう。当時の携帯電話は光沢があってメタリックなものが多かった。こんなに人体に近いプロダクトなのに、柔らかいものがない。MEDIA SKINでは目を閉じても感じることができるようなケータイをデザインした」と語った。
一方、坂井氏は携帯電話を取り巻く環境について語り、「かつて、どの種類のプロダクトよりも(ユーザーが)デザインについて意見を持つようになった。選択を繰り返すことで非常にシビアになっている」と説明。同氏は、国内の景気が回復基調にあることで、携帯電話にも本物志向が強まっている一方で、シンプルでミニマルなものが受ける傾向は続いているため、携帯電話も機械式腕時計のような自分らしさを演出するものになると話した。
■ オープンアプリプレイヤー導入によるBREWとJavaのポジショニング
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高橋氏
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このほか、BREW上でJavaアプリのゲームなどが楽しめるオープンアプリプレイヤーについて、コンテンツメディア事業本部長の高橋誠氏が言及した。なお、春モデルでは、W51CA、W51SA、W51H、W51Sで対応する。
同氏によれば、オープンアプリプレイヤーでは、簡単なアプリゲームなどが開発できるという。本格的なものはBREWで、勝手サイトなどで配布される簡単なゲームなどはJavaといったように棲み分けられるとのこと。このため、Javaアプリによるフルブラウザなどを開発するのは、難しいのではないかと述べた。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0116/
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(津田 啓夢)
2007/01/16 19:04
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