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NTTドコモの三菱電機製「D902i」に搭載され販売された電池パック「D06」に異常発熱や破裂のおそれがある問題で、三菱電機が電池パックを製造した三洋電機に対して逸失利益の請求を検討していることが明らかになった。 三菱電機は、「逸失利益の請求は検討している段階」とした上で、請求金額については未定とした。ただし、逸失利益として考える中で「数億、あるいは数百億という数字にはならない」としており、仮に逸失利益を請求するとすれば数十億円規模になるものとみられる。 今回の電池パック破裂の問題で、ドコモは当該の電池パック「D06」を搭載した「D902i」と、「D06」を搭載可能な「D902iS」「D903i」の3機種について、12月7日より販売を停止している。一方、ドコモに携帯電話を納入する立場にある三菱電機は、「D902i」の生産は既に完了しており、現在は「D903i」の納入が中心。同社では12月7日より停止しているドコモからの受注、約2カ月分について、想定される受注分から得られるはずだった利益を「逸失利益」としている。 三洋電機は、「三菱電機から話がきていないのでコメントできない」としている。ドコモは「現在は電池パックの回収などユーザーへの対応が最優先。対応があるとすれば回収などの対応が終わった段階で検討していくが、現在検討していることはない」としている。 ■ ＵＲＬ 三菱電機 http://www.mitsubishielectric.co.jp/ 三洋電機 http://www.sanyo.co.jp/ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ ■ 関連記事 ・ ドコモの「D902i」に電池パック破裂のおそれ、回収へ （太田 亮三） 2007/01/12 15:10 | ||||||
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