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iPAQは、Pocket PC（Windows CE 3.0）を搭載したPDA。高速なCPUとカラー液晶を搭載し、「ジャケット」と呼ばれる拡張機構による高い拡張性を持っているのが特徴で、昨年４月より販売している米国では、多数の受注残を抱える人気商品。CPUにはPDA向けのCPUとしては最速クラスのIntel製StrongARM 206MHzを採用しており、ギネスブックから「世界最強のPDA」として認定を受けている。搭載メモリは「H3630」が32MBで、「H3660」が64MB。液晶は240×320ドット、4096色表示のタッチパネル式反射型TFT液晶で、フロントライトは本体上部の光センサーで周囲の明るさを感知して自動調節される。 なお、本体に拡張用のカードスロットは装備しておらず、コンパクトフラッシュ（CF）カードなどは「ジャケット」をiPAQに装着することで利用可能になる。CFカード拡張用のジャケットが製品に同梱されているほか、オプションでPCカード拡張用のジャケット（１万5600円）も販売される。これらを用いることで、CFカード型PHS「P-in Comp@ct」「C@rdH"64 petit」、業務用のPCカード型cdmaOne端末「C312SK」、LANカード、バーコードリーダー、GPSユニットなどパソコン向けの製品を含めた多数のCFカード・PCカードを利用できる。コンパックでは純正オプションとして、CFカードタイプのアナログモデム（１万8600円）と、PCカードタイプの無線LANカード（１万6800円）を発売する。 Windows CEの標準的なPocket Word/Excel、Windows Media Player、Pocket IE、Pocket Outlookなどのアプリケーションのほかに、コンパックオリジナルのユーティリティソフト群、パケットビデオのMPEG4デコーダ「PVPlayer」、アクセスのブラウザ「NetFront 2.6」、BEATNIKのオーディオプレーヤー「Beatnik Player for Pocket PC」などのソフトが本体に内蔵、もしくは同梱CD-ROMに収録されている。 本体の大きさは130×83.5×15.9mmで重さは180g。付属のCFカード用ジャケット装着時は約250g。リチウムポリマー充電池を内蔵し、付属のクレイドル上で充電可能。バックライトを使用しなければ最大12時間駆動する。パソコンとの接続にはUSBを用いる。 コンパックではiPAQを、従来の家庭向けラインナップ「PRESARIO」と企業向けラインナップ「ARMADA」「DESKPRO」とは違い、コンシューマとビジネスの両方にフォーカスした製品として展開する方針。同製品の発表と同時にプロモーションサイト「iPAQfan.com」を立ち上げられているほか、５月１日にはPocket PC向けにデザインされたポータルサイト「iPAQnet」がオープンする予定。
・ ハンドヘルドPCサポートセンター Tel: 0120-178589 ・ ニュースリリース http://www.compaq.co.jp/press/press627.html ・ コンパックコンピュータ http://www.compaq.co.jp/ ・ iPAQfan.com http://www.ipaqfan.com/ （白根 雅彦） 2001/04/11 15:56 | |||||||||||||||||||||||||
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