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NTTドコモは、同社の交換機に設定ミスがあったため、ドコモの携帯電話で発着した通話の一部で、音声信号が正しく伝わらず、無音状態になる事象が発生していたことを明らかにした。また無音中にも通話料が発生していたため、同社では心当たりのあるユーザーに対して返金を行なう。
同社によれば、事象が発生していたのは9月5日~10月5日の1カ月間。同社の携帯電話やPHSでの通話(発着信)において、設定ミスが発生していた交換機を経由する通話のうち、一部で音声信号が正常に伝送されず、無音状態になっていた。一度無音になると、その通話中は途切れ途切れで聞こえたり元通りになったりすることはなく、無音が続くという。
対象となる通話は、東京都の市町村部か山梨県、栃木県と、東京23区との間で行なわれた通話か、関東甲信越以外のエリアと23区との間の通話。ただし、同社PHS端末の場合は、相手がドコモの携帯電話の場合のみ対象となる。FOMA同士の通話は対象外。ムーバ同士の通話については、東京都市町村部・山梨・栃木と23区間の通話においては対象外だが、関東甲信越以外のエリアと23区間の通話では対象に入る。
同社では、無音状態への通話料については返金する考え。ただし、ユーザーからの申し出によって、利用状況を確認した上で通話料を返還する。対象となる通話は約300万コールと推定されており、金額に換算すると約4,200万円にのぼると見られている。
対象の条件に当てはまる通話であれば、他社の電話とのやり取りでも無音部分が発生していた可能性がある。そのため、他社ユーザーに対しても返金することが検討されているが、現時点で他社ユーザー対応策は決定していない。
ドコモユーザーに対する窓口は、12月5日~28日まで開設され、受付時間は9時~18時となっている。
■ お問い合わせ先
専用問い合わせセンター
TEL:0120-517-220
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/061205_00.html
(関口 聖)
2006/12/05 16:26
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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