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W-SIM特許侵害訴訟、東京地裁はウィルコム主張を支持

 ウィルコムは、今年3月に同社のW-SIMがヒューネット子会社の特許を侵害しているとして訴えを起こされていた件について、12月5日、東京地方裁判所よりウィルコム側の全面勝訴とする判決が下ったと発表した。

 ヒューネットは3月24日、ウィルコムのW-SIMが子会社ヒューネット・ディスプレイテクノロジー(HDT)が保有する「電話送受信ユニット及び移動体通信端末」に関わる特許を侵害しているとして、W-SIMの譲渡等の差し止めを請求する訴えを東京地裁に提訴した。当時、HDT側ではウィルコム側との話し合いが解決を見なかったために訴えたとしていた。

 12月5日の東京地裁判決では、ウィルコム側の主張が全面的に認められ、ヒューネットの訴えを退けた格好だ。ウィルコムでは、W-SIMはHDTの保有する技術特許の範囲に属しておらず、そもそも特許の有効性に疑問があると主張しており、判決では、ヒューネットの訴え自体を無効とし、さらにヒューネットの特許自体も無効とした。なお、HDTが保有する「電話送受信ユニット及び移動体通信端末」の特許については、10月13日にネットインデックスが特許無効審判を請求しており、こちらは現在審議中となっている。

 ウィルコム側が全面勝訴と発表する一方、HDT側では、東京地裁の判決を「ウィルコムの主張を認めた内容」と同様の見解を示した。HDTの担当者は、今回の判決があくまで地裁の判決であるとし、「判決内容をよく読んで控訴するかどうか検討したい」とコメントしている。



URL
  お知らせ(ウィルコム)
  http://www.willcom-inc.com/ja/info/06120501.html
  ヒューネット・ディスプレイテクノロジー
  http://www.hunetlcd.com/

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(津田 啓夢)
2006/12/05 17:06

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