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アドビ・ムラーカ氏に聞くFlash Liteの現状と今後

アドビのムラーカ氏

アドビのムラーカ氏

子供の写真をユーザーインターフェイスに組み込んだ例

子供の写真をユーザーインターフェイスに組み込んだ例
 アニメーションなどのマルチメディアプラットフォームとして発展してきたFlash。その組込機器向けバージョンとして提供されているFlash Liteだが、日本国内ではNTTドコモの505iシリーズで搭載されて以降、携帯電話の必須機能と言えるほど拡がりを見せている。

 来日中のアドビシステムズ モバイル&デバイス部担当ディレクターを務めるアヌーブ・ムラーカ氏によれば、「世界の携帯電話を見ると、日本と韓国の端末が先進的だが、多くの国の携帯電話でユーザーインターフェイスやアニメーション再生でFlash Liteが用いられている。ただ、日本市場はそういった機能に加えて、iチャネルやEZニュースフラッシュなどFlashを用いたサービスが発展している。これはキャリアが主導しているためだろう」と説明する。

 また、ムラーカ氏は「パソコンや携帯電話、家電など利用する機器は、ディスプレイの解像度などで違いがある。ただ、当社ではFlashの提供を通じて、どの機器を使っても同じ操作感、あるいは同じようなアニメ再生などを可能にし、機器間の違いをできるだけ埋めようとしている。Flash Liteでは、ニーズを満たすだけではなく、“使いたい”と思ってもらえるような機能を提供していきたい」と述べた。

 11月30日には、auとソフトバンクモバイルの携帯電話でFlash Lite 2.0がサポートされたことが明らかにされた。それでは次の新バージョンはどうなるのか、具体的な内容あるいはコンセプトについては「現時点ではまだ何も明らかにできない」(ムラーカ氏)とのことだが、「既にFlash Lite 2.1はリリース済。Flash Lite 3.0の発表時期はまだ不明だが、開発ツールの新バージョンがリリースされれば、それとタイミングを合わせるかもしれない。Adobe Reader LEとの融合という考えは既に当社から明らかにしているが、これについてもリリース時期はまだ明らかにできない。ただこの考えを実現するには時間がかかる」とした。

 一般ユーザーも生成できる静止画や動画と異なり、Flashコンテンツはどちらかと言えばプロの制作者が手掛けるものだ。この流れは、今後も変わることがないのか、ムラーカ氏は「Flash Liteを用いて、子供の写真を使ったユーザーインターフェイスを作ったりすることはできる。ただし、消費者がFlashコンテンツを作りたいかどうか、当社ではそういうニーズの有無を把握できていない。ニーズがあればツールを提供するかもしれないが、現時点ではニーズはないと思う」とも語っていた。



URL
  Flash Lite製品情報
  http://www.adobe.com/jp/products/flashlite/

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(関口 聖)
2006/12/01 14:07

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