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富士フイルム、動画変換・配信ASP「Keitai Video」

元動画からさまざまな機種に対応させる動画変換・配信ASP

ワークフローの軽減、長尺コンテンツの利用のしやすさなど、さまざまなメリットがあるとする
 富士フイルムは、コンテンツプロバイダ向けに、携帯電話用の動画変換・配信ソリューション「Keitai Video」の提供を12月より開始する。リアルネットワークスとの協業により動画配信技術やデータセンター機能を実現している。

 今回発表された「Keitai Video」は、さまざまな機種が存在する携帯電話それぞれに最適な動画を配信できるASPサービス。元になる動画1つから20種類以上のタイプに変換し、さらにそれぞれの機種に最適化されて配信される。手作業では多くの工数が発生する動画配信までのワークフローを単純化することができ、保存の可否や画質なども、簡単な設定で管理・配信が行なえるのが特徴。

 変換されたデータは用意されたサーバー上に保存されるほか、配信する際にエンドユーザーがアクセスするためのページも用意される。配信ページはコンテンツプロバイダがデザインを変更できるようになっている。

 利用料は配信するデータの容量などに応じていくつかのコースが用意されている。最小の構成では、サーバー上のディスクスペースが1GB、月の配信本数が最大30本、転送量が月10GBまでで月額約20万円。この構成では300kbpsの動画が30万回程度配信できるという。プロモーションをはじめ、有料の動画コンテンツの配信にも利用できる。


 30日には発表会が開催され、「Keitai Video」の概要が説明された。富士フイルム インキュベーション部の内田 充洋氏は、同社の画像変換ASP「Keitai Picture」のログ解析から、2年ほど前から動画対応端末が普及している様子をつかんでいたとする。直近ではログにある90%以上の端末が動画再生に対応しているものの、3キャリアを対象にした配信は非常に手間がかかることから、手作業では「事実上不可能に近い」として、動画配信サービスをASPとして新たに提供していくことにしたという。

 同氏によれば、音楽ビデオやテレビドラマ、eコマースなどの分野で導入が検討されているという。


ASPサービスによりワークフローを軽減 自動分割機能なども搭載

握手を交わす富士フイルム ソフトウェア開発センター インキュベーション部 部長の羽田 典久氏(左)と、リアルネットワークス BPS アジアマーケティング兼ビジネスディベロップメントディレクターのサンミン・リー氏 富士フイルム ソフトウェア開発センター インキュベーション部 主任研究員の内田 充洋氏

「Keitai Video」の管理画面のイメージ 端末でストリーミング動画を再生している様子


URL
  ニュースリリース
  http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0068.html
  「Keitai Video」案内ページ
  http://fujifilm.jp/kp/info/kv/


(太田 亮三)
2006/11/30 17:32

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