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シンビアン久氏、現状を紹介

シンビアン久氏

シンビアン久氏
 シンビアンは22日、都内で記者懇親会を開催し、日本法人代表取締役社長の久晴彦氏が、2006年第3四半期の概要や、同社を取り巻く状況について説明した。

 久氏は、「英本社は、ノキアを筆頭株主に、エリクソン、ソニー・エリクソン、パナソニック、シーメンス、サムスンという株主構成になっている。しかし役員は生え抜きのメンバーだけで、独立性を保った経営を行なっている」と英本社の体制を説明した。

 世界のスマートフォン市場について触れた同氏は「欧州はスマートフォンの普及率が16%、北米は67%、中国は116%、日本は185%となっている。欧州はまだまだだが、成長著しい日本は飽和しているため、今後どうするかが課題と言える」と述べた。


世界のスマートフォン市場 現在発売中のSymbian搭載機
世界のスマートフォン市場 現在発売中のSymbian搭載機

 Symbian OSは、国内では富士通や三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソンが採用している。久氏は「ハードウェアの上にSymbian OSが乗り、その上にユーザーインターフェイスがあるというイメージだが、ユーザーインターフェイスは現在3種類ある。1つはNTTドコモのFOMA端末で採用されているMOAP、そしてノキアのS60、最後はソニー・エリクソンのUIQだ」と説明した。Symbian OSを採用した端末は、3カ月前の第2四半期末時点で10社にライセンスされ、86製品が販売されていたが、第3四半期末時点には同じく10社へのライセンス供給で106製品が発売、さらに49製品が開発中という。Symbian OS搭載端末の出荷数は、順調に推移し、第3四半期末で9,580万台、11月16日付けで1億台に達している。第3四半期末時点の数値を前年同期と比べると、52%増になっているという。これにより、同社では「スマートフォン市場の約7割をSymbian OSが占めている」としている。

 第3四半期決算については、売上高は計4030万ポンド(約89億円)に達しており、前年同期の2,790万ポンド(約62億円)から約44%増加した。

 懇親会の席上、MNPが与える影響や他社製OSへの考えを尋ねられた久氏は「MNPはまだ動きが少なく、当社に影響はないという状況だ。他社製OSについては、まず実績で大きく差があることもあり、現状ではあまり脅威には感じていない。今後については、ハイエンドだけではなく、ミドル~ローエンドクラスの機種向け製品にも注力する」と語っていた。



URL
  シンビアン
  http://www.symbian.com/Japan/


(関口 聖)
2006/11/22 22:22

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