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ドコモ、新潟の販売代理店の顧客情報が盗難に

 NTTドコモは、販売代理店であるテレコム三洋新潟支店の一部の顧客情報が、車上荒らしによる盗難に遭ったと発表した。

 盗難に遭った情報は、テレコム三洋の取引先である新潟県内の販売代理店において、2006年2月29日から2006年9月23日までに新規契約、機種変更、解約などの手続きを行なったユーザーの情報。氏名、携帯電話番号、機種名、契約日、ネットワークサービス申し込み内容などの情報が含まれているが、住所、クレジットカード番号、銀行口座番号、各種の暗証番号は含まれていないとしている。

 被害にあった件数は、氏名・携帯電話番号の両方を含む情報が19,569名、氏名が含まれるものが11,800名、携帯電話番号が含まれるものが8,034名分。

 同社では専用の問い合わせセンターを開設しているほか、対象ユーザーをできる限り特定し、個別に郵送などで事情の説明とお詫びを行なっていくとしている。

 今回の盗難被害は、9月25日、テレコム三洋新潟支店の社員が備品購入のために立ち寄ったショッピングセンターで、車から離れていた約30分の間に車の窓ガラスを割られ、社員のバッグが盗まれる車上荒らしに遭ったというもの。バッグの中には、テレコム三洋の事務所移転にともなうバックアップデータが保存されたUSBメモリが入っており、今回明らかにされた情報もこのUSBメモリに保存されていた。当該社員は9月25日に警察署に盗難届を提出した。

 NTTドコモでは、顧客情報の扱いについて社内規定を設けており、販売代理店各社にも遵守を求めている。今回の盗難事件では、ドコモの承認を得ないまま外部メモリに顧客情報をコピーしたことや、規定されている指紋認証機能付きUSBメモリを使用していなかったことなど、いくつかの点で規定に違反しているという。ドコモでは今後、テレコム三洋に対して何らかのペナルティを課すことを検討していくとしている。



URL
  お知らせ
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/061004_00.html


(太田 亮三)
2006/10/04 14:56

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