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吉本とKDDI、ワンセグ連動番組「水野キングダム」を放映
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水野キングダム制作発表会見の模様
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吉本興業は視聴者参加型お笑い番組「水野キングダム」を制作し、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX、旧東京MXテレビ)にて、10月3日から毎週火曜日23時に放映する。お笑いコンビ「リットン調査団」の水野透をはじめ、多数のお笑い芸人が出演する。ワンセグ連動コンテンツが提供されるほか、携帯電話などから視聴者の投稿を受け付ける。
■ ワンセグ限定コンテンツを用意
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番組で国王役を務める、リットン調査団の水野透
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「水野キングダム」は、架空の王国を舞台にした30分のバラエティ番組。議会で採り上げられるさまざまな“議題”に対し、リットン調査団の水野透が演じる国王や、“大臣”と位置付けられる共演陣が解答を寄せていく構成。吉本興業では「ワンセグ時代の視聴者参加型トーク&大喜利バラエティ」と位置づけている。なお、番組はKDDIの1社提供。
水野キングダムはテレビ放送版単独でも楽しめるが、ワンセグのデータ放送を並行して視聴することで、より楽しめる仕組み。具体的には、番組中に居眠りをしている水野国王の夢の中を、データ放送を通じて4コママンガ風に紹介するという。
また一般視聴者は“国民”として番組に参加可能。パソコンや携帯電話向けのサイトから大喜利の答えなどをを投稿できる。また月額210円の携帯電話向け有料サイトでは、壁紙や動画の配信を予定している。
■ 山崎邦正、千原ジュニアらも出席した記者会見
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会見の模様。後ろに並ぶ肖像画は、歴代の水野国王を描いたもの
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10月1日には制作発表記者会見が都内で開催された。国王役の衣装で登場したリットン調査団・水野透は開口一番、「今の心境は『選ばれしものの恍惚と不安。ゆえに我、二つあり』。これはプロレスラー・前田日明がUWF(プロレス団体)を旗揚げしたときの名言ですが、借用しました。以上」とコメント。デビュー以来22年目にして初の冠番組という感慨をあえて見せない、達観した口ぶりで関係者や報道陣を笑わせた。
また大臣として出演する山崎邦正、千原ジュニア、宮川大輔、ケンドーコバヤシ、タカアンドトシ、南海キャンディーズの山里亮太らが、政治家・大臣風の容貌を意識した“七三分けヘアー”で会見に登場。ケンドーコバヤシらが「七三が馴染むまでがんばりたい」と述べる一方、千原ジュニアは「『大人の悪ふざけ』をする番組なんだと思った。回を重ねるごとに、上手に番組からフェードアウトしていきたい」、宮川が「この番組、本当に続くのか(心配だ)」と挨拶するなど、水野に不安感を募らせるのが目的といわんばかりのコメントを次々と残し、多くの笑いを誘った。
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左からタカアンドトシの2名、ケンドーコバヤシ、千原ジュニア
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左から山崎邦正、宮川大輔、南海キャンディーズの山里亮太
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千原ジュニア(左)のコメントに苦笑いする水野国王
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会見の司会進行を担当した、カリカの林克治。番組本編にも出演する
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KDDI 執行役員コンテンツ・メディア事業本部長の高橋誠氏(右)と、吉本興業 執行役員権利開発センター長の中井秀範氏
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出演者陣の会見に先立って、KDDI 執行役員コンテンツ・メディア事業本部長の高橋誠氏が挨拶した。「なにか新しいことに取り組むときは、吉本興業とご一緒させてもらうことが非常に多い」と吉本興業との関係の深さを説明した高橋氏は「携帯電話コンテンツとワンセグが連携することで、より多くのユーザーに楽しんでもらえるだろう」とコメント。さらに番組への期待として「番組としての仕組みは整えた。あとは(水野という)強烈なキャラクターが番組を見るきっかけになってくれれば」と語っている。
また吉本興業からは、執行役員権利開発センター長の中井秀範氏が出席。番組の核となる水野について「かねてから吉本の秘密兵器といわれ続けた男。一生、秘密兵器のままで終わるかもしれないが」と表現した上で「その分、しっかりした共演陣で固めた。水野が媒介になって視聴者のパワーを集まることを願ってる」と続け、期待と不安が入り交じった、冗談ともとれる心境をコメントしている。
■ URL
KDDI
http://www.kddi.com/
吉本興業
http://www.yoshimoto.co.jp/
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・ KDDIと吉本、携帯連動のテレビ番組をTOKYO MXで提供
(森田秀一)
2006/10/02 12:12
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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