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KDDI研究所、携帯を動かせば画面操作できるカメラ機能の新技術

 KDDI研究所は、携帯電話などのカメラ機能を利用し、端末の動きに合わせて画面の表示着替え操作が可能なインターフェイス技術を開発した。

 「カメラ付きケータイのお手軽コントローラ」と名付けられたこのインターフェイス技術は、携帯電話などのカメラがとらえた映像を解析して、ソフトウェアだけで空間的な位置関係を把握する技術。例えば、地図やナビサービスを利用中に、携帯電話を右に動かせば地図も右に移動するといったように、加速度センサー的な役割が期待できる。

 上下左右の動きだけでなく、カメラ付き携帯電話を手前や奥に移動させることで画面のズーム、回転なども認識する。こうした動きを感知させる場合、従来加速度センサーやカーナビなどに搭載されているジャイロが必要だった。しかし、携帯電話などにこうしたデバイスを実装すると、消費電力やデバイスの大きさ、コストなどが問題となる。

 「カメラ付きケータイのお手軽コントローラ」では、携帯電話の標準機能とも言えるカメラ機能を利用し、BREWアプリとして実装が可能なソフトウェアのみで動作する。認識した動作に応じてキーを割り当てることも可能となっている。

 研究所では、今回の技術の応用先として、3Dナビや地図サービスだけでなく、ゲームなどのアプリケーションなどを想定しているという。現在は技術段階となり、次のフェーズで商用化に向けた検討が進められる。サービス化の次期については明言を避けたが、「2年や3年もかかっては次の技術が出てきてしまうだろう」(担当者)とコメント。auでの商用化が期待されるほか、ゲーム機などへの応用も検討しているという。




URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddilabs.jp/pr_pdf/060825.pdf


(津田 啓夢)
2006/08/25 15:35

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