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キッズケータイで飛行機の出発に遅れ、ANAが電源OFFを徹底
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キッズケータイ「SA800i」
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NTTドコモのキッズケータイを持っていたために、飛行機の出発が遅れる――全日空(ANA)によると、7月、広島空港において、搭乗した子供が持っていたキッズケータイ「SA800i」が元で、飛行機の出発が12分遅れる事件があったという。
計器類に影響を及ぼす可能性があるため、飛行機内では携帯電話の電源を切ることになっている。こうしたルールは、携帯電話の取扱説明書に記載されているだけでなく、空港や飛行機内でも注意を呼びかけている。
ところが、NTTドコモのキッズケータイ「SA800i」では、子供の安心・安全機能として、GPSを使った位置検索サービス「イマドコサーチ」に対応しており、暗証番号を入力せずに電源を切ると、再び自動で電源が入るようになっているのだ。広島空港において出発が遅れた件では、客室乗務員が搭乗した子供の持っていたキッズケータイに気づき、館内放送で見送りに着ていた父親を呼び出し、暗証番号を入力して電源を切ってもらったために出発が遅れてしまったという。
ANAでは、Webサイトを通じて、飛行機に搭乗する際は事前に暗証番号を把握し、完全に電源をオフにするよう呼びかけている。また、空港カウンターではドコモと連名で、キッズケータイのユーザーに注意を喚起するポスターなども作成した。今後、機内誌やタイムテーブル、空港アナウンスなどでさらに徹底して周知を図っていく方針だ。
なお、伊丹空港でも同様の事件が発生したことがあり、その際には、搭乗客の同意の上で、空港で携帯電話を預かったこともあるという。夏休みに入り、子供だけで飛行機に乗る機会も増えてくる。キッズケータイのユーザーまたはその保護者は、飛行機に乗る際に事前に暗証番号を充分に確認しておいた方がいいだろう。
■ URL
全日空
http://www.ana.co.jp/
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
携帯電話のマナー(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/manner/
(津田 啓夢)
2006/07/31 16:17
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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