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NTTドコモとボーダフォンのシャープ製端末に、特定の言葉を入力・変換すると、端末がフリーズし、入力を受け付けなくなる事象が見つかり、ネット上で話題となっている。ドコモとボーダフォン、並びにシャープでは、現在確認作業を急いでいる。
問題となっている事象は、ドコモとボーダフォンのシャープ製端末の一部で、メールなどの文字入力の際に「みられまくっちゃ」の言葉を一括変換すると、端末が停止してしまうというもの。復帰させるためには、電池パックを外して電源を入れる必要がある。なお、ボーダフォンによれば、フリーズしてしまった場合でも、入力中のメールが消える以外の影響は出ていないとのこと。同事象は、「みられ」「まくっちゃ」などと分割して変換すれば回避できる。
ドコモ側で事象が確認できている端末は「SH902iS」、「DOLCE SL」(SH902iSL)、「SH902i」、「SH702iD」の4モデル。7月6日現在、「SH902iS」が20万台、「SH902i」が99万台、「SH702iD」が12万台が販売されている(発売されたばかりDOLCE SLは未集計)。同社によれば、「みられまくっちゃ」以外にも、「ほられまくっちゃ」「ほれられまくっちゃ」「きられまくっちゃ」などと入力しても、同様の事象が発生するという。
一方、ボーダフォン端末では、「905SH」「904SH」「804SH」「705SH」の4モデルで事象が確認されている。このほか、「V403SH」では強制再起動するとのこと。
なお、事象が確認された端末は、いずれも文字入力システムに「ケータイShoin4」が搭載されているが、前バージョンとなる「ケータイShoin3」搭載モデルでも、「かぜがなおりづらい」と入力し、変換するとフリーズや強制再起動することがこれまでに確認されている。編集部側で確認した端末は、ドコモの「SH901iC」、「SH901iS」、「DOLCE」の3モデルと、ボーダフォンの「903SH」、「902SH」の2モデル。
シャープ製の端末では、過去に「V602SH」の文字変換機能において、「かぜがなおる」「ひょうかがわかれる」と入力すると、強制的に待受画面に戻ってしまうという不具合が見つかったことがある。
ドコモ、ボーダフォン、シャープの3社は、いずれも「現在調査中」としているが、ドコモやボーダフォンからは、事象の原因などが明らかになった時点で、対応策などが発表されるものと見られる。対応策が発表されるまでは、不用意にこれらの文字列を入力しないほうがいいだろう。
■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
ボーダフォン
http://www.vodafone.jp/
シャープ
http://www.sharp.co.jp/
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・ 「V602SH」の文字変換機能に不具合、90,000台に影響
(津田 啓夢)
2006/07/10 20:23
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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