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掲示されるポスター
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電気通信事業者協会(TCA)は、いわゆる有害サイトを対象にしたフィルタリングサービス(アクセス制限サービス)の認知度向上を目指したキャンペーンを実施する。全国の自治体や学校などで60,000枚のポスターを掲示する。
今回のキャンぺーンは、携帯各社が提供するフィルタリングサービスの周知を図る狙いで実施される。今年3月には、TCAやインターネット協会、日本インターネットプロバイダー協会などが共同で「フィルタリングの普及啓発アクションプラン」を発表。各種フィルタリングサービスの認知度を2007年3月までに70%まで向上させるという目標が設定されている。同プランを受けて、TCA内には「青少年有害情報対策部会」が設置されている。
また、6月30日に総務省から発表されたモニターアンケートの結果によれば、「アダルトサイトなどの有害サイトへ子供がアクセスしないよう制限する必要がある」とした回答が全体の93.8%に達している一方で、携帯各社のフィルタリングサービスの認知度は43.8%に留まっている。
このような経緯を背景に、TCAでは認知度向上を目指してPRキャンペーンの実施を決定。ロゴマークや「有害サイトから子供を守る!」というコピーを定め、ポスターを制作。7月中に学校や警察署などに50,000枚、各キャリアのショップに10,000枚のポスターを掲示する。また総務省とも協力し、8月に開催されるイベント「ネット利用の安全と未来フォーラム2006」でも告知活動を行なう。
TCAでは6日、報道関係者向け説明会を開催。プレゼンテーションを行なった青少年有害情報対策部会 部会長でボーダフォン渉外部課長の西野茂生氏は、「どちらかと言えば、保護者をターゲットにした活動になるが、わかりやすいデザインのポスターを採用し、児童館などでも掲示する。特に期限は区切らず、認知度向上に努めていきたい」と語った。
今後は、携帯キャリアだけではなく、固定網の通信事業者やISPに対してもロゴマークやコピーを使ってもらえるよう呼びかけていく。
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プレゼンを行なった西野氏
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ロゴマークとコピー
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■ URL
プレスリリース
http://www.tca.or.jp/japan/news/060706.html
(関口 聖)
2006/07/06 17:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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