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ヤフーとJR東日本は22日、包括的な業務提携を行なうことで合意した。Yahoo! JAPAN上でのSuicaによる決済、提携クレジットカードの発行、Yahoo!ポイントとSuicaとの相互変換などのサービスを展開する予定だ。 ■ ヤフーは「ネットショッピング利用者」、JR東日本は「Suica利用者」の拡大が狙い
Yahoo! JAPAN上のサービスの決済方法としては、クレジットカードやインターネットバンキングによる決済に対応している。プリペイド式電子マネーのSuicaによる決済を導入することでヤフーは、クレジットカードを持てない若年層やネット決済の未経験ユーザーをネットショッピングの新たな顧客として取り込む考えだ。一方、JR東日本は、Suica・モバイルSuicaの利用シーンの拡大を狙う。 ■ Yahoo!オークションで購入した商品を「NEWDAYS」で受け取ることも また、2007年冬をめどに、JR東日本のクレジットカードであるビューカードとSuicaイオカードがひとつになった「ビュー・スイカ」と、ヤフーが発行するクレジットカード「Yahoo! JAPANカード」との一体型提携カード「Yahoo! JAPANカード Suica」（仮称）を発行。同カードは、クレジットカードおよびSuica（乗車券機能・電子マネー機能）として利用できるほか、クレジットカードによる決済額に応じてYahoo!ポイントを付与する。そのほか、Yahoo! JAPANカード Suica会員を対象に、貯まったYahoo!ポイントをSuicaSF（ストアードフェア）に変換できるサービスも提供。ストアードフェアは、鉄道運賃の支払いや乗車券との引き替えが可能だ。 将来的には、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションで購入した商品を、JR東日本のコンビニ「NEWDAYS」で受け取れるようにしたり、JR東日本が展開する乗車券予約サイト「えきねっと」とYahoo!トラベルを連携させるなど、「ネットとリアルを融合する新たなライフスタイルを創造する」（ヤフー）という。
■ ネットにおけるSuica利用は大きなエポックメイキング 22日に開催された記者会見に出席したヤフー取締役COOの喜多埜裕明氏は、「リアルで大きな拠点を持つJR東日本と業務提携を締結できたことは大きい」とコメント。JR東日本が展開する駅や店舗などのリアルな拠点で、ヤフーが提供する商品の受け渡しなどを行なうなど、「ヤフーのリアル拠点をJR東日本と提供していきたい」と語る。一方、JR東日本取締役IT事業本部長の見並陽一氏は、「ネットにおけるSuica利用という大きな道が開けたのは、Suica事業においてエポックメイキングなこと」と説明。「これまで、駅や街などリアルな環境だけで利用されてきたSuicaが、ネット上で活用される意義は大きい」と今回の提携のメリットを強調した。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（ヤフー） http://pr.yahoo.co.jp/release/2006/0522a.html ニュースリリース（JR東日本、PDF） http://www.jreast.co.jp/press/2006_1/20060507.pdf ■ 関連記事 ・ 「モバイルSuica」のはじめかた （増田 覚） 2006/05/22 19:45 | ||||||
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