新たに音楽再生に特化したチップ「Mobile Music Enhancer(モバイルミュージックエンハンサー)」を搭載。メインチップはクアルコムのMSM6550だが、楽曲データのデコードは専用チップで行なうことにより、メインチップでのデコードに比べて消費電力を低く抑えた。内蔵メモリの楽曲データを再生する場合、約30時間の連続再生が可能となっている。また楽曲再生時には、楽曲データの圧縮時に省かれた高音域を補完して再生するようになっている。
内蔵メモリは1GBで、音楽専用。着うたフルやパソコン向けソフト「au Music Port」から転送した楽曲が保存できるが、ATRAC3形式を扱えるパソコン向け音楽ソフト「SonicStage CP」から転送する楽曲は内蔵メモリに保存できない。パッケージに同梱される「SonicStage CP」では、ATRAC3plus、ATRAC3、WAV、MP3、WMA、AACといった楽曲フォーマットに対応する。
メモリースティックDuo(PRO Duo対応)スロットも用意されており、理論上、最大4GBまでのメモリカードが利用できるという。ただし、現在のところ市場には2GB版までしか登場していない。メモリースティック内には、SonicStage CPやau Music Portで転送した楽曲、あるいは着うたフルが保存可能。メモリースティック内の楽曲と内蔵メモリ内の楽曲をシームレスに再生できる。なお、メモリースティック内の楽曲データを再生した場合、着うたフル(HE-AAC)形式では最大約10時間、SonicStageから転送したATRAC3形式では最大約28時間の連続再生ができる。
スパークピンク
ヒートブラック
プリズムホワイト
スライドボディを採用
楽曲再生の操作ができる「ミュージックシャトル」
同梱されるマイク付きミュージックコントローラー
大きな特徴として、キー側ボディの下部には、早送りや巻戻しといった楽曲再生の操作ができる「ミュージックシャトル」が配されている。楽曲再生時の音楽プレーヤー機能「シャトルプレーヤー」は、スキンの変更などが可能となっており、ソニー・エリクソンのEZwebサイトから新たなスキンをダウンロードできる。この機能はミュージックシャトルの再生ボタンを長押しした場合のみ起動できる。メインメニューからは「au Music Player」が起動するようになっており、担当者は「シャトルプレーヤーは、au Music Playerを拡張したもの」と説明していた。