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プレゼンを行なったドコモ前田氏
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NTTドコモは11日、都内でFOMA新機種群の発表会を開催した。会場は、恵比寿にあるライブハウス「渋谷LIQUID ROOM」。新機種発表会としては異色のスペースだが、902iSシリーズやN902iXなどでは音楽再生機能がアピールされており、発表会場もその観点からチョイスされたものだという。
プレゼンテーションを行なったプロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部 コンシューマサービス企画担当部長の前田 義晃氏は、FOMAの現状から紹介を始めた。
■ FOMAの現状とは
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FOMAへの移行は順調に推移
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iチャネルやプッシュトークなどの利用動向
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前田氏は、FOMA契約数について「既に関東甲信越ではFOMAユーザー数がムーバを超えている。全体でも2006年4月末時点で、まもなくFOMAが過半数となる状況だ」と述べ、FOMAへの移行が順調に推移しているとした。
また過去1年間で登場した各種サービスの現状について同氏は「iチャネル契約数はは5月7日時点で274万契約に達している。デコメールは、4月時点の1カ月間の送信数が9,045万通となっており、かなり利用していただいている状況だ。また、902iシリーズから提供されているプッシュトークは、3月時点でのユニークユーザー数が43.4万人となっている。少なく感じるかもしれないが、我々としては予想通りの数値と見ている。テレビCMなども展開しており、今後、対応機種が増えるに従って、順調に推移するだろう」と述べた。
■ 音楽に注力
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ミュージックチャネル向けにレコード会社からのコンテンツも
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音楽再生機能がアピールされている新機種群だが、前田氏は「音楽好きな方に楽しんでもらうためには、選択肢が1つだけ、というのではダメだ。ミュージックチャネルのようにどんどん聞き流してもらえるサービスもあれば、着うたフルのように選んでダウンロードするサービスも必要。また、多くの楽曲を楽しめるようにパソコン経由で取り込めるようにもしている。全て揃えることで、音楽生活の中でケータイを利用していただけるようになるのではないか」と語った。
各種音楽関連機能やサービスのうち、HSDPA対応機向けに提供される「ミュージックチャネル」については「音楽ユーザーの使い勝手を考えた場合、好きな曲はどんどんダウンロードしたいだろう。あらかじめ選択しておけば、どんどん音楽番組が配信されるミュージックチャネルでは、煩わしさをなくしながら、そういった楽しみが提供できる。エイベックスなどレコード会社による番組も多く登場する」と利便性をアピールするとともに、ラインナップの充実ぶりに自信を見せた。
同氏によれば、ミュージックチャネルの保存エリアは内蔵メモリ内のみとのことだが、今後は外部メモリカードへの保存が可能になるよう機能拡充する意向も明らかにされた。
■ HSDPAの今後
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HSDPAへの取り組みについても語られた
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質疑応答の際、HSDPAサービスの導入が今後、FOMAのラインナップにどのような影響を与えるか尋ねられた前田氏は、「まず実行速度については、エリア拡充のやり方によって変わるため、断言はできない。ただし、期待されているレベルの数値は実現できているだろう。ミュージックチャネルがHSDPA向けとなっているのは、大容量データの利便性を考えたため。今後、ラインナップにHSDPA対応機を増やしていく考え。おサイフケータイ対応機が当初“iC”という型番だったが、徐々に“C”が取れたように、N902iXの“X”も取れて、通常型番になる可能性はある」とした。
また、HSDPA対応機からフルブラウザでインターネットにアクセスする場合、定額対象外となっている点について同氏は、「フルブラウザは携帯向けコンテンツに対して補完的な使い方になっていると見ている。しばらくはFOMAの料金体系そのままで提供していきたい。今後についてはユーザー動向やニーズを見ながら検討することになる」と説明した。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060511a.html
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・ ドコモ、夏の新型FOMA端末10モデル
(関口 聖)
2006/05/11 22:12
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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