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これまでの同社の端末では、指紋認証センサーは数字ボタン面にあったが、F902iSでは本体背面に搭載されている。これにより、本体を握った状態でも片手で認証がしやすくなったほか、本体を閉じた状態でもICカードロック解除を指紋認証で行なえるようになっている。ICカードロックは解除後、自動で再ロックする設定も可能。 従来機種では指紋を設定していても、暗証番号によるロック解除が行なえたが、F902iSでは指紋を2個以上登録することで、暗証番号によるロック解除をなくし、指紋のみの認証モードを利用できる。さらにIDやパスワードを一元管理する「パスワードマネージャー」機能を搭載。同機能はいわゆる定型文入力機能で、定型文の読み出しに指紋認証や暗証番号入力が必要というもの。文字入力中であればいつでも使うことができる。 音楽再生機能はWindowsパソコンで利用されているWindows Media Audio（WMA）に対応している。一般的なWMA対応ポータブルプレーヤーと同じようにWindows Media Playerからファイルの転送が可能で、DRM（デジタル著作権管理）技術にも対応し、WMA対応の音楽配信サービスで購入した曲も、転送・再生が行なえる。 本体背面には再生や曲送り、音量調整などの操作が行なえるタッチセンサーを搭載。本体を閉じた状態でも各種操作を行なえる。パソコンからの楽曲転送速度も従来比6倍に強化されたほか、USBケーブルやマイクスイッチ付きイヤホン変換アダプタなども付属する。 カメラには有効320万画素・記録320万画素のCMOSを搭載。ソフトウェア補正による手ブレ補正機能やオートフォーカス機能を搭載する。手ブレ補正機能は静止画・動画の両方で利用可能。メモリカードはminiSDに対応する。 日本語入力システムには推測変換に対応したATOK＋APOTを搭載。F902i同様、明朝体の「リュウミン」フォントを内蔵。タブ切り替えに対応するフルブラウザも搭載する。 本体のサイズは107×50×19.7mmで重さは120g。従来モデルのF902iに比べると、11g軽量化され、厚さが25mmから大幅に薄くなった。ただしF902iSではカメラ搭載部分が大きく盛り上がっているデザインを採用している。連続待受時間は静止時に560時間で連続通話時間は180分。ボディカラーのバリエーションはブルーマイカ、イノセントホワイト、ルシードブラック、ゴールドフロストの4種類が用意される。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060511a.html 製品情報（NTTドコモ） http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/902i/f902is/ ニュースリリース（マイクロソフトとの技術協力について） http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060511d.html ■ 関連記事 ・ ドコモ、902iSシリーズなど新FOMA端末8モデルを開発 （白根 雅彦） 2006/05/11 18:37 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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