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ボーダフォンとノキア・ジャパンは、関西地区2府4県の基地局情報の一部がWinny経由で外部に流出していることを明らかにした。
今回流出した情報は、基地局のために借り受けている場所の所在地とその土地の地権者の氏名。地権者の氏名は、フルネームが239名分、苗字のみが395名分、計634名分含まれている。地権者や所在地に関するその他の情報は含まれておらず、一般ユーザーの個人情報も含まれていない。
両社によれば、ネットワーク品質測定業務をノキアから請け負っていた企業の従業員が自宅作業のために基地局関連情報を社内から持ち出したところ、その従業員の私物パソコンがコンピュータウィルスに感染しており、Winny経由でインターネット上に流出したという。
両社では、今回流出した情報の不正利用は確認されていないとしている。また、ボーダフォンの携帯電話サービスにも影響はないとのこと。両社ではかねてより、Winnyなどファイル交換ソフトの利用を禁止するなどの方針を採っていたが、再発防止に向け業務用パソコンの再点検などを行なう。情報流出元となった下請企業に対しては、契約を解除するとともに損害賠償請求を検討するという。
■ URL
プレスリリース(PDF形式)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2006/20060501j.pdf
(関口 聖)
2006/05/08 11:54
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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