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ドワンゴと文化放送、アニメ・ゲーム関連コンテンツの新会社
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文化放送の佐藤社長(左)とドワンゴの小林社長(右)
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ドワンゴと文化放送は、アニメやゲームに関連したコンテンツを携帯電話やパソコン向けに配信する新会社「AG ONE」を7月1日付けで設立する。両社では18日、記者会見を開催し、ドワンゴ代表取締役社長の小林 宏氏、文化放送代表取締役社長の佐藤 重喜氏から新会社の設立目的などが語られた。
今回設立される「AG ONE」は、アニメ・ゲーム関連の着信メロディなどを配信するドワンゴと、同じジャンルのラジオ番組を手掛ける文化放送のノウハウを活用し、携帯電話・パソコン向けにコンテンツ配信を行なう新会社。7月1日設立予定で、資本金は6,000万円。出資比率は、文化放送グループが40%(文化放送30%、セントラルミュージック10%)、ドワンゴが40%、アニメを中心に映像制作を行なうピクチャーマジックが20%となっている。新会社の代表取締役社長には、セントラルミュージックの大口 豊氏が就任する。
新会社では、携帯電話・パソコン向けにアニメ・ゲーム関連のポータルサイトを設立し、音楽や電子コミック・小説を配信するほか、文化放送の番組もストリーミング配信する。海外ユーザーに向けて、外国語対応サイトも展開するという。これらのサービスは10月1日よりスタートする予定。
また、アニメ・ゲーム関連の番組・イベント制作や、携帯・パソコンだけではなく、テレビも含めたアニメーション作品の制作やプロデュースも行なっていく。
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新会社の事業領域
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■ 3本柱で成功を目指す
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新会社社長に就任予定の大口氏
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新会社の代表取締役社長に就任予定の大口氏は「ネット配信、番組制作などの代理店業務、アニメ制作の3つを柱にする。このうち、アニメ制作は徐々に手掛けていきたいが、ネット配信は会社の成長を賭けて事業展開していきたい。料金体系は従量課金制を検討しており、携帯サイトは3キャリアの公式メニュー内で展開した上で会員4万人の獲得を目指す」と意気込みを述べた。
また同氏は「携帯・パソコンはそれぞれツールとしての特性はあるが、異なるコンテンツを配信するのは非効率。携帯に合った形など、1つのコンテンツをカスタマイズして提供していきたい」と述べた。
ドワンゴの小林氏は「アニメロミックスなどを手掛けているが、文化放送とは番組スポンサーなどで関わりがあった。新会社には、ドワンゴが持つシステム運用やコンテンツ開発のノウハウを投入していく。アニメやゲームでの着うた・着うたフル、音楽配信などを行なっていきたい。当社が手掛けるコンテンツとかぶる部分もあるだろうが、シナジー効果が起こせるような形を目指したい」と説明した。
また、文化放送の佐藤氏は「新しいラジオ番組を、ということでセントラルミュージックの社員から提案されたのがアニメ・ゲーム関連のラジオ番組だった。当初は週に30分番組を1本放送していたが、今では30分で換算すると、週に30本以上放送している。年内には地上デジタルラジオ放送の開始も予定されており、より緊密な関係を持って、新しい事業を成功に結びつけたい」と抱負を述べた。
■ URL
ドワンゴ プレスリリース(PDF形式)
http://info.dwango.co.jp/pdf/press/2006/20060418_agone.pdf
文化放送
http://www.joqr.co.jp/
(関口 聖)
2006/04/18 15:13
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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