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カシオ計算機は、従来のCDMA2000 1x/1xEV-DO方式の携帯電話開発から、W-CDMA方式など、3G方式の全てに携帯電話を供給できるよう、米クアルコムとのライセンス契約の範囲を拡大した。
同社は2000年の携帯電話事業参入以来、米クアルコムからcdmaOneやCDMA2000 1x/1xEV-DO関連技術のライセンスを受けて、端末を開発してきた。国内ではau向けに端末を供給しており、最近では韓国にも携帯電話を出荷している。
今回、ライセンス範囲を拡大したことで、W-CDMA/UMTS方式や、TD-SCDMAといった新たな通信方式の3G携帯電話も開発、供給できるようになった。ドコモやボーダフォンはW-CDMA方式で3Gサービスを展開しており、こうした国内キャリアへの端末納入も見込める。
なお、カシオ広報部では、他キャリアへの端末供給の可能性について、「現在、国内外を問わず、複数の通信事業者から要望がある。しかし、現時点でどの通信事業者に端末を納入するかは未定」としている。
今後、GSM圏では、W-CDMA方式の普及が予想されており、今年1月に米クアルコムのCEO、ポール・E・ジェイコブス氏が来日した際にも、欧州で3Gが活発に動きつつある現状を語っていた。カシオでは、従来の技術力や開発ノウハウを活かしつつ、地域や通信方式に関わらず端末を展開していきたい考えだ。
■ URL
ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/2006/qualcomm.html
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(津田 啓夢)
2006/01/26 19:24
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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