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「この方角には何がある?」携帯で指し示して検索するアプリ

方角を決めてクリックすると周辺情報が検索できる「ポインティングアプリ」
 サイバーマップ・ジャパン(CMJ)は、米GeoVectorと協力して、EZweb向け地図情報サイト「地図☆マピオン」で、電子コンパス搭載の携帯電話で利用する周辺情報検索アプリ「ポインティングアプリ」の無料配信を開始した。当初の対応機種はW21Sとなっている。

 今回提供される「ポインティングアプリ」は、電子コンパスとGPS機能を備えた携帯電話で利用する周辺情報検索アプリ。現在地周辺の店舗や交通機関などを検索する場合、現在地を計測したり、キーワードを入力したりする形が一般的だが、「ポインティングアプリ」では、アプリ起動後に、調べたい方角に携帯電話を向けて、クリックすると、その方向にある店舗などが検索できる。

 同アプリには、GeoVectorが開発した検索技術が用いられており、仕組みとしては、アプリ起動時にまずGPSで現在地を計測する。そして、方向を決めてクリックすると、端末の向きを電子コンパスで計測し、場所と方向を特定している。携帯電話に搭載される電子コンパス機能は、携帯電話を水平にして利用するほうが良い、とされているが、同社がW21Sで試験したところ、水平にしたほうがより正確に計測できる可能性はあるものの、通常の持ち方でも問題はないという。

 方向を決めてクリックすると、画面上には検索結果が表示される。検索機能としては、ジャンルを指定しないまま検索する機能と、ジャンルを指定して検索する機能が用意されている。ジャンルを指定しないままクリックすると、交差点やビルなど現在地から最も近いスポットが1件表示され、その下には「コンビニ3件」「銀行2件」などジャンルごとのヒット数が表示される。一方、ジャンルを指定してから検索すると、最も近い駅などがリストアップされる。

 検索後には、画面上に目的地の方向を示す矢印が表示され、実際にユーザーが移動しはじめると、矢印の向きも追従するようになっている。アプリ上からは、地図の確認も可能で、現在地から目的地までの地図が1画面内に表示される。より詳細な地図は、ブラウザ機能を使うことで確認することもできる。アプリ上での地図確認の場合は「戻る」ボタンで、再び矢印の画面に戻れる。また、ブラウザで地図を見た場合は、その画面内の「戻る」というリンクをクリックすると、矢印の画面が表示されるが、ブラウザ上ですぐに「戻る」を押さずに他の画面に遷移すると、アプリ側で再検索する必要がある。

 どこまで検索するか、という点も設定によって半径500m、あるいは半径5kmのどちらかで指定でき、デフォルトでは半径500mとなっている。

 同社では、「新しいインターフェイスであり、多くのユーザーに利用して欲しい」として、「ポインティングアプリ」を無料配信する。ただし、地図を東西南北方向へ移動させたり、拡大縮小したりできるのは同サイトの有料会員に登録している場合のみとなっている。


左からトップ画面、方向を示す矢印、アプリ上の地図画面


URL
  ニュースリリース(CMJ)
  http://blog.mapion.co.jp/release/2006/01/060126_6627.html
  GeoVector(英文)
  http://www.geovector.com/


(関口 聖)
2006/01/26 13:37

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