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航空機計測の地理情報をリアルタイムに携帯機器へ伝送する技術
三菱電機、NTTドコモ、パスコの3社は、航空機で上空から計測した地上の模様をリアルタイムで、PDAなどのモバイル機器へ伝送する技術を開発した。3社では、地震などの災害が発生した際、ユーザーが現在地周辺の地理情報を的確に把握できるようになるとしている。
今回発表された技術は、地震などが発生した際、航空機が計測した最新の地理情報データを携帯機器に伝送するという技術。計測データは、10km四方あたり、12GBというデータ量になるが、パスコが開発した独自技術によって1GB程度に圧縮。圧縮されたデータのうち、2km四方で200MBという3次元地図データを、1/500程度まで圧縮してモバイル端末へ送信する。
現時点では、モバイル端末側に求められるスペックはWindows Mobileの搭載で、主にPDAでの利用が想定されている。モバイル端末上では、歩行できるルートを動画で案内。被災情報などをテロップで表示し、避難場所へたどり着けるようになっている。
3社では1月31日に開催される「GISフォーラム」で、新技術の概要を紹介するほか、1月31日~2月2日の3日間、東京・丸の内地区で実証実験を実施する。今回の実験では、モニターが自分のいる場所を申告することで、現在地周辺の情報を得る形になるが、実用化の際にはGPSも活用する。
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URL
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
パスコ
http://www.pasco.co.jp/
(関口 聖)
2006/01/16 12:06
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