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日立ビジネスソリューションは、携帯電話からの情報漏洩を防止できるブラウザアプリ「A3BROWSER（エーキューブ・ブラウザ）」を開発した。シンクライアント型ブラウザとされており、サーバーソフトを利用することで、なりすまし防止などを実現している。 今回開発された「A3BROWSER」は、携帯電話から社内のグループウェアなどを閲覧する際に用いることが想定されたブラウザアプリ。同社では「携帯の標準ブラウザには“画面メモ”といった機能があり、端末紛失時などで情報漏洩の可能性がある。本ブラウザアプリは、シンクライアント型であり、端末内に情報は保存されない」と説明しており、よりセキュアな環境を実現できるとしている。 利用にあたっては、サーバー側に、ブラウザアプリからの通信を判別して、パソコンや携帯の標準ブラウザからアクセスを除外するフィルタリングソフトなどが必要。また社外サイトへのアクセスを可能にするプロキシソフトも用意され、パケット通信時にはデータを圧縮して、コスト削減を図れる。導入企業の要望に応じて、ブラウザ上のURL表示や“戻る”ボタンなどを無効にするなど、カスタマイズすることも可能という。 同社では、「A3BROWSERの技術を核としたソリューションを提供する。幅広い利用ができるよう、単なるソリューションではなく、“ブラウザ”と銘打つことにした」としている。2006年1月中旬にもNTTドコモの90Xiシリーズで利用できるバージョンが出荷される予定。2006年3月にはauおよびボーダフォン向けの提供も開始される予定。価格は、数千単位での大規模な導入ケースで1クライアント7,350円。初期費用などは個別のケースによって異なるとのこと。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://hitachi-business.com/release/051220.pdf （関口 聖） 2005/12/20 17:16 | ||||||
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