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ボーダフォンは、携帯電話と会社のメールやグループウェアを同期できるサービス「ボーダフォン・オフィス・メール」を2006年1月18日より開始する。サービス開始当初の対応機種は「Vodafone 702NKII」。 「ボーダフォン・オフィス・メール」は、携帯電話から企業のグループウェアにアクセスしたり、会社のパソコンに届いたメールを、送信元のメールアドレスのまま同期できるサービス。企業向けの「Enterprise Server」、中小企業や個人でも利用可能な「Personal Edition」の2種類が用意され、「Personal Edition」にはさらに「PC版」「ISP版」の2タイプが用意される。 「ボーダフォン・オフィス・メール」共通の機能は、会社などのパソコン宛に届いたメールを、送信元のメールアドレスのまま同期できるというもの。携帯電話に専用アプリをダウンロードして利用する。パソコンにメールが届くと、サーバーからプッシュ配信で携帯電話側の専用アプリにメールが追加される。パソコンで利用しているメールアドレスで返信可能で、携帯電話側で確認したメールは、パソコン側のメールソフトも「既読」の状態になる。なお、携帯電話にセットするアプリは、Symbian OSに対応した双方向の同期アプリ。 企業向けの「Enterprise Server」版では、Outlookと連携してアドレス帳や予定表を利用可能。Outlookに予定を入力すると、自動的に携帯電話側のスケジュール機能に予定が追加される。Outlook側でアラーム設定すると、携帯電話側も指定の時間にアラームが鳴るようにできる。アドレス帳の閲覧・追加・編集なども行なえる。専用サーバーにソフトをインストールして利用し、専用サーバー1台につき250ライセンスまで利用できる。 小規模な企業や個人向けとなる「Personal Edition」の「PC版」では、グループウェアのクライアントとなるパソコンに専用ソフトをインストールすることでグループウェアとの連携が可能。携帯電話のみで利用できる「ISP版」では、グループウェアはサポートされないものの、プッシュ型メールとしてISPのPOP3サーバーなどが携帯から利用できる。 携帯用の専用アプリは、ボーダフォンライブ！からダウンロード可能。アプリのダウンロードは「コミュニケーション・メール」→「メールアプリ」から。なお、「Enterprise Server」版では端末に届くメール経由でダウンロードする。 グループウェアサーバーはMicrosoft Exchange 5.5/2000 SP4/2003に対応し、今後Lotus Domino/Notesにも対応する予定。クライアントソフトはMicrosoft Outlook 2002 SP3/2003に対応する。 利用料は、「Enterprise Server」が初期費用10,500円、月額利用料が1回線あたり525円。「Personal Edition」は初期費用無しで、月額利用料が1回線あたり525円。 デュアルパケット定額、ハッピーパケット、パケットエコノミーが併用でき、同社では頻繁にパケット通信を行なうことからデュアルパケット定額またはハッピーパケットの利用を推奨している。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/20051215_1.pdf ■ 関連記事 ・ ボーダフォン、「702NKII」を17日より順次発売 （津田 啓夢, 太田 亮三） 2005/12/15 17:23 | ||||||
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