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専用通信端末と防犯ブザーの児童向け防犯サービス

 ヴァーゴウェーブは、ジーフォース製造の防犯ブザーと専用端末を使って、子供の位置情報を把握できる新サービス「みっけ!GPS」を2006年春より開始する。同社では、新サービス開始にあたって新団体「みっけ!GPSアライアンス」を設立。参画企業とともに防犯ブザー20万個を配布する。

 「みっけ!GPS」は、防犯ブザーと専用通信端末を用いて、子供の位置情報をチェックできるサービス。通信端末の詳細は明らかにされていないが、ウィルコムの通信網を利用する予定で、あらかじめ設定した2カ所の電話番号へ音声通話ができる。

 防犯ブザーには、微弱電波発信機能が備わっており、万が一の際に動作させると、110デシベルのブザー音が鳴ると同時に微弱電波を発信して、これを受けた専用通信端末から事前に設定しておいた電話番号などに、自動音声で通知される。なお、ブザーを鳴らさずに位置情報を発信することもできる。


 ヴァーゴウェーブでは、ウィルコムの「安心だフォン」とセットにしたランドセルを2004年11月に発表しているが、その際に受けた要望などを活かして、ブザーと通信端末を分離させて、運用することにしたという。サービス自体の利用料は月額1,720円になる予定。

 「みっけ!GPS」開始にあたり、ヴァーゴウェーブでは新団体「みっけ!GPSアライアンス」を設立。ランドセルを手掛けるマツモト、学生服販売の尾崎商事、眼鏡販売の青山眼鏡が参画しており、百貨店や量販店など全国約3,500店舗で、防犯ブザーの配布を行なっていく。

 配布対象は参画企業によって異なっており、マツモトではランドセルやスクールバッグなどを購入する新入学の児童、尾崎商事では小学生向け通学服の店舗で、青山眼鏡では眼鏡フレームを購入した児童などとなっており、いずれも無料で提供される予定。



URL
  みっけ!GPS
  http://www.mikkegps.jp/


(関口 聖)
2005/12/12 14:20

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