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携帯電話のカメラで顔認証を行なう勤怠管理ASPサービス

ヒューマンテクノロジーズ 代表取締役社長の藤村 高寛氏

FOMAのインカメラを利用

携帯がタイムレコーダーの代りになる
 ヒューマンテクノロジーズは、携帯電話のカメラで顔認証機能を利用する勤怠管理ASP「King of Time フェイスレコーダー」を12月下旬より販売開始する。

 「King of Time フェイスレコーダー」は、指紋認証を利用した勤怠管理ASP「King of Time」の携帯電話+顔認証版。既に提供されている指紋認証版ではパソコンやインターネット接続環境が必要になるが、今回発表されたものは携帯電話だけで打刻や認証が利用できる。勤怠管理コストの削減、代理打刻などによる不正防止なども見込めるという。同社では、主に人材派遣業界などに向けて展開していく予定。

 7日には都内で発表会が開催され、ヒューマンテクノロジーズ 代表取締役社長の藤村 高寛氏が同サービスについて説明を行なった。藤村氏は、指紋認証版のサービスが80社、約20,000人に利用されていることなどを紹介し、主に中小企業向けに提供していると紹介。その中で、人材派遣の現場や工事現場、デパート内の専門店など、インターネット接続環境が用意されていない環境に対応できる勤怠管理サービスが提供できないか検討してきたといい、「インターネットに繋がり、カメラが付いている一番簡単なものが携帯電話だった」と企画したきっかけを述べた。

 携帯電話の対応機種はNTTドコモのFOMAで、ほとんどの機種に装備されている内側のインカメラを利用する。専用のiアプリを利用し、「出勤」「退勤」といった項目を選び、登録された自分の名前を選んで顔写真を撮影・送信すれば打刻が完了する。

 特徴は、ユーザーが認証の結果を待つことなく勤怠管理上の打刻が確定するという点。顔認証の際、顔を撮影すると自動的に画像が同社のサーバーに送信される仕組みで、顔認証が正しく行なわれたかどうかはサーバー側に記録される。認証が失敗していた場合でも送信された顔写真を確認できるため、なりすましによる代理打刻などを抑止できるとするほか、管理者が後から個別に認証を判断することも可能になっている。

 利用料は1人当たり月額500円で、初期費用などはかからない見込み。

 現在は、会社などが用意した携帯電話を使って認証を行なう仕組みを採用するが、将来的に一般的なFOMA端末で位置情報が利用できるようになれば、例えば直行直帰の営業マンなどに向けて、個人が所持する携帯電話にアプリをダウンロードして勤怠管理が行なえるようにもしたいという。また、FOMA以外への対応も、「要望を聞きながら検討していきたい」とした。


フェイスレコーダーの概要 認証処理の概要

顔認証システムはGSDの技術を採用 不正打刻の防止も見込む


URL
  ヒューマンテクノロジーズ
  http://www.h-t.co.jp/


(太田 亮三)
2005/12/07 14:07

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