ソフィアシステムズは、無線LAN(WiFi)も利用できる携帯端末のベースとなるプラットフォーム「SandgateVP(SGVP)シリーズ」を発表した。メーカーなどに向けて、まずはWindows CE 5.0搭載の「SGVP-CE」の提供を年内にも開始し、今後は、Windows Mobile 5.0搭載の「SGVP-WM」のリリースも予定している。
ソフトウェア面では、OSにWindows CE 5.0を搭載。オフィス文書の閲覧が可能なほか、Webブラウジング機能、マルチメディア再生機能などが用意されている。無線LAN圏内で音声通話できるようSIPフォンのアプリケーションも搭載されている。
最終的な製品に向けて、いくつか具体的な話も進んでいるとのことで、同社では2006年第2四半期にも最終製品版が登場するとしたほか、引き合いがあれば、Windows Mobile 5.0 for Pocket PC搭載のバージョンも開発していくとのことで、その際にはSkypeも動作するという。市場の動向を見ながら、2007年を目処にWiMAXにも対応する考えという。
11月7日、東京・ホテルニューオータニで開催されているイベント「Skype Day in Japan」の同社ブースでは、SGVPを用いた通話デモが披露されていた。Windows CE対応のSkypeはまだ登場していないため、SIPフォンとしてSGVP同士での通話デモや、ゲートウェイサーバーを経由してSkypeからSGVPへ電話をかけるデモなどが披露されていた。