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トレンドマイクロは、モバイル端末向けのウイルス対策ソフト「PC-cillin for Wireless」の無償提供を米国で開始した。 現在、モバイル端末上で動作するウイルスとしては、EPOC OS上で動作するものや、Palm OS上で動作し端末上のプログラムファイルをすべて削除する「PALM_LIBERTY.A」、ファイル感染型ウイルスの「PALM_PHAGE」などが同社で確認されており、今後も新種のウイルスが出てくることが懸念されている。 今回提供が開始された「PC-cillin for Wireless」では、Palm OSやWindows CE、EPOC OSを搭載したモバイル端末に対し、これらのウイルスの侵入を防ぐと同時に、パターンファイルも簡単に更新することが可能となった。 「PC-cillin for Wireless」は、トレンドマイクロ米国のWebサイトから無料でダウンロードできるが、順次日本語版の提供も予定しているという。ソフトは一度パソコン上に保存してからモバイル端末へ転送する。パターンファイル更新の都度その作業が必要となるが、モバイル端末上で動作することから、単体でインターネットなどから取り込んだソフトを直接スキャンできる。 なお、日本ネットワークアソシエイツでも、Palm OS、Windows CE、EPOCに対応したウィルス対策ソフト「McAfee VirusScan Wireless」を昨年12月より有料で提供している。こちらはパソコン上で動作し、パソコンからPDAにプログラムなどをインストールする際にウィルスが混入していないかどうかをチェックする仕組みとなっている。 ■ お問い合わせ先 トレンドマイクロ Tel: 03-5334-3650 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.trendmicro.co.jp/company/news/news010214a.htm トレンドマイクロ米国 http://www.antivirus.com/ ■ 関連記事 ・ トレンドマイクロ、EPOC上で動作する６種のウイルスを確認 （松下 麻利） 2001/02/14 19:20 | ||||||
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