Microsoftがフランスで開催されている「3GSM World Congress」で、同社が開発中の携帯電話向けプラットフォーム「Stinger」(コードネーム)のプロトタイプモデルを展示している。
Stingerは、Windows CE 3.0をベースに開発された携帯電話向けのプラットフォームで、「Outlook」のアドレス帳やカレンダーとのデータシンクロ機能に加え、WMLやHTMLの表示が可能な「Mobile Internet Explorer」を搭載、さらにはインターネットメールやSMS(Short Message Service)、ボイスメール(留守番電話)を一括管理できるインターフェイスを備えているのが特徴とされる。
3GSM World Congressでは、Stingerを実装したSamsung ElectronicsならびにSendoの携帯電話のプロトタイプモデルが展示されている。このうち、Sendoのものは今秋発売予定で、6万5000色表示が可能なTFT液晶を搭載。さらに、マルチメディアカード(MMC)スロットを装備するほか、USBやIrDA、RS-232経由でパソコンと接続することもできるようになっている。