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ドコモと三菱、使いやすさ追求でキー部分も液晶表示の試作機
NTTドコモは、三菱電機と協力して、端末操作のキー部分を液晶ディスプレイに置き換えた折りたたみタイプの「2画面ユニバーサルデザイン携帯電話試作機」を開発した。使いやすさやわかりやすさを追求したものとなっている。
今回開発された試作機は、折りたたみ型ボディで上下に液晶ディスプレイを備えたもの。通常のキーと比べて、ディスプレイに表示することで、さまざまなデザインのキーにできるといった柔軟性が実現できるほか、直感的な操作をサポートするといった狙いがあるという。試作機ということで、端末の大きさやディスプレイの解像度といったスペックは明らかにされていない。
上部ディスプレイは、通常の携帯電話と同じく、さまざまな情報を表示するための役割を果たすが、下部ディスプレイはキー部分の代わりとなるようタッチパネル機能が備わっている。「従来の携帯電話ではメニューが多すぎて迷う」という声に応えて、タッチパネルディスプレイに表示されるボタンは3つに限定。端末下部に配された「切替ボタン」を押すと、他のメニューに切り替えられるようになっている。押した瞬間には手応えが感じられるようにもなっているという。
また、タッチパネルディスプレイには、「オートスキャン機能」と呼ばれる機能が搭載されている。ディスプレイ上に表示されたボタンは、一定周期でフォーカスが切り替わるようになっており、選びたいボタンにフォーカスが当たっている間にディスプレイに触れれば、そのボタン自体にタッチしていなくとも選んだことになる。操作を補助する機器をイヤホン端子に接続して「オートスキャン機能」を利用することも可能で、普段使っている機器から携帯電話を操作できる。
このほか、背面部のイルミネーションで時刻や着信を表示する機能や、文字入力用に「2タッチ入力方式」が採用されている。
同社では、10月4日より開催される「CEATEC JAPAN 2005」において、試作機を展示する予定。なお、具体的な商用化の予定はないとのこと。
基本的にメニューは3ボタン。一覧表示して6つのボタンを表示させることもできる
テンキー表示も可能。なお、今回の試作機に通信・通話機能は実装されていない
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URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050928a.html
(関口 聖)
2005/09/28 17:58
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