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ガートナー調査、2005年上半期の携帯電話販売台数は前年並みに

 ガートナー ジャパンは、2005年上半期(1~6月期)における携帯電話販売台数の調査結果を発表した。それによれば、2005年上半期の携帯電話販売台数は前年同期比0.8%減の2,196万台となった。

 同社の調査における2005年上半期の携帯電話販売台数は、前年同期比0.8%減の2,196万台と、前年同期と比べてほぼ横ばいの水準になった。同社は、第3世代携帯電話の拡大や、音楽再生機能付き携帯電話が若年層に受け入れられつつあるものの、前年を上回る水準までには至らなかったとした。

 メーカー別では、NEC、パナソニック、シャープの上位3メーカーが約60万台の差でひしめき合う。シェアはNEC(16.2%)、パナソニック(15.2%)、シャープ(13.6%)、三洋電機(11.0%)、富士通(10.0%)の順で、NECとパナソニックは第1四半期と第2四半期で順位が入れ替わるなど、競争が熾烈になってきているとした。どちらもNTTドコモ向けの市場で優良顧客層をつかんでおり、販売価格が割安な旧機種の在庫、話題性の高い新製品の発売タイミングといった要素が、順位を決定づける要素になっているとしている。

 今後の動向については、各キャリアのFeliCa対応機種が買換え需要を促進する要因として期待されるものの、社会インフラとしての地位を確立するにはまだ時間がかかると予測、短期的に爆発的な販売台数の拡大は考えにくいとしている。



URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.gartner.co.jp/press/pr20050920-01.pdf


(太田 亮三)
2005/09/20 22:13

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