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通信機械工業会（CIAJ）は、PHSをデジタルコードレスフォンに子機として接続する際の規格「ＳＤ」の試験・認証の準備が整ったと発表した。 PHSには、公衆回線に直接接続する「公衆モード」のほかにも、デジタルコードレスフォンの子機として使う「自営モード」がある。従来は接続方法などの違いから、メーカーが異なると相互接続できない場合が多かった。通信機械工業会では、異なるメーカー間の機器が接続するために、「第二世代コードレス電話システム標準規格 自営標準第３版」を元に、PHSおよびデジタルコードレスフォンが準拠するべき接続方法などのガイドラインを定めた。 ガイドラインでは着呼や保留、転送など、ごく基本的な機能を「推奨」としており、３者通話やトランシーバーなどの機能は各メーカーの「任意」としている。画面表示上の記述などユーザーインターフェイスもガイドラインで規定されており、ユーザーの利便性向上も図られている。ガイドラインを元にした試験にパスした端末については、ＳＤロゴマークの記載が認められる。試験はテレコムエンジニアリングセンター（TELEC）が行なう。 なお、ガイドライン自体はすでに制定されていたため、現在発売中の端末でも、TELECの試験に通れるようにＳＤ準拠で作られていることもあり、TTNetによると、アステルブランドのAJ-51は現在TELECに申請中だという。逆に、今後発売される端末でも、端末メーカーが相互接続性を重視しなければＳＤに準拠しないこともあり、４月18日発売予定の東芝製feel H"端末「DL-B01」などはＳＤに準拠しない見込み。 ・ プレスリリース http://www.ciaj.or.jp/ciaj/pressrelease/0328SD.htm ・ 通信機械工業会（CIAJ） http://www.ciaj.or.jp/ ・ テレコムエンジニアリングセンター（TELEC） http://www.telec.or.jp/ ・ ［CEATEC］ PHSの自営モードでの相互接続を保証する「SD」 http://k-tai.impress.co.jp/news/2000/10/06/sd.htm ・ ［CEATEC］ PHSの自営モードでの相互接続を保証する「SD」 （白根 雅彦） 2001/03/29 20:02 | ||||||
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