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「V903T」は、GPS機能を使った海外でも利用可能なナビゲーションサービス「Vodafone live! NAVI」に対応した東芝製3G端末。2.4インチ、QVGA液晶搭載。AF対応192万画素カメラを装備する。基本機能は902Tと同等となる。 また、同社では、音楽プレーヤー機能を搭載した3G端末「Vodafone 803T」を10月中旬以降に発売する。こちらは、音楽プレーヤー機能に加えて、226万画素カメラを装備した東芝製端末。Bluetoothに対応し、ステレオツインスピーカーを搭載する。
一方の「803T」については、「ケータイ＋音楽プレーヤー」と銘打って、携帯電話と音楽プレーヤーを一体化させた点を説明した。音楽を聴きながら、メールやWebなどの携帯電話の機能が利用可能で、音楽プレーヤーとしても「シリコンオーディオやHDDオーディオとは遜色ない再生機能」とした。なお同端末は、低音を強調できる機能のみとなるがイコライザーが搭載されている。 このほか、昨年の冬モデルでユーザーの端末購入を鈍らせた海外と共通のユーザーインターフェイスについては、902Tでも改善が見られたが、今回はさらに細かい部分で国内のユーザー向けにセッティングされているという。 ■ Vodafone live! NAVI
同氏は「Vodafone live! NAVI」について、「ナビゲーション」「インフォメーション」「コミュニケーション」の3つのサービスがグローバルに利用できるとし、GPSを利用したナビゲーションサービスだけが「Vodafone live! NAVI」ではないとした。 「903T」では、ゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「ゼンリンいつもナビ」がプリセットされるが、このほかにも海外で「Vodafone live! NAVI」を利用できるコンテンツが用意される予定だ。ナビタイムジャパンは、ナビゲーションサービス「NAVITIME」を提供、日本エンタープライズとダイヤモンド・ビック社はトラベル情報サービス「地球の歩き方」を展開する予定となっている。ただし、海外でこうしたコンテンツを利用する場合、国際ローミングを行ないながら利用することになる。パケット通信料は、日本で利用する場合と異なるので注意が必要だろう。 また、コミュニケーション機能では、メールを利用して自分の所在地を相手に伝えられる機能を提供する。GPSで自分の現在地を測位して相手にメールで知らせる「現在地メール」は、相手先が903T以外の機種であっても利用できる。写真に位置情報を付加する機能なども用意される。 なお、10月のサービス開始時には、イギリス・オランダ・スペイン・ドイツ・香港の5つの国や地域に対応する。それ以外の国であってもGPS衛星を掴むことができれば利用できる。その場合は、測位成功率や測位時間、利用できるサービスなどが制限される。 このほか前述の森氏によれば、同社が今回発表した新サービス「Vodafone live! NAVI」は、現在対応端末の拡大に向けて検討していると語った。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（新端末、PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050907.pdf ニュースリリース（Vodafone live! NAVI、PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050907_2.pdf ■ 関連記事 ・ 海外でも位置情報が確認できるGPS対応ケータイ「903T」 ・ 音楽プレーヤー機能や2メガカメラ搭載の「803T」 ・ ボーダフォン、海外や自動車でも利用できるナビサービス （津田 啓夢） 2005/09/07 14:11 | ||||||||||||||||||||||||
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