インテリシンクは、業務用アプリケーションとモバイル機器の間でデータの同期(シンク)や連携を行なうソフトの最新版「Intellisync Mobile Suite 6.4J」を発表した。最新版ではクライアントソフトが幅広く提供されるほか、セキュリティ機能も強化されている。Intellisync Mobile Suiteのサーバーソフトは31日から、クライアントソフトは9月15日から順次発売される。
「Intellisync Mobile Suite」は、グループウェアなど業務用アプリケーションとモバイル機器でデータを同期させることができるプラットフォーム。これまではパソコンやPDA向けにクライアントソフトが提供され、携帯電話ではブラウザからのアクセスで利用できた。最新版となるバージョン6.4Jでは、クライアントソフトがSymbian OSで動作する702NK、M1000に対応したほか、Dojaクライアントとして900iシリーズ以降のFOMA端末、J2MEクライアントとしてボーダフォンの3G端末に対応したクライアントソフトが追加されている。また、BREWアプリに対応するクライアントも現在開発中という。
サーバーソフトでは、モバイル機器側でクライアントソフトをダウンロードしてセットアップできるOver The Airインストール機能を搭載。これまでのパソコンと接続してセットアップする方法より管理者の負担を軽減できるという。また、セキュアゲートウェイ機能の強化として、DMZにサーバーを配置し、VPNの設置やルーターの複雑な設定変更を伴うことなく導入できるようになっている。