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CIAJ、携帯電話マナーに関する作業部会への参加を呼びかける

 NTTドコモやKDDI、携帯電話メーカーなどが参加する情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、携帯電話マナー関連の技術の標準化や方向性について検討するワーキンググループへの参加を呼びかけている。

 新たに設置を予定している作業部会では、携帯電話マナーの今後の在り方について検討を行なう。現在、病院や電車、映画館といった公共の場では、携帯電話は電源OFFやマナーモードに設定するなど一定のルールが設けられている。各社の携帯電話の説明書にもその旨が記載されているが、電車内では車掌のアナウンスにも関わらず、電源OFFやマナーモード設定を行なわない人の姿も目立つ。

 こうした中、同協会では、携帯電話事業者や携帯電話メーカー毎に異なる携帯電話のマナーや利用ルールを調査し、今後の携帯電話の機能や使い方の方向性、標準化に対しての課題を検討していく。

 また、議論を重ねていく中で、将来的には、技術面から病院や電車内などで携帯電話の利用を自動的にOFFにする仕組みの検討も行ないたいとしている。一部報道では、10月から電車内などで自動的に携帯電話の電源が切れる仕組みを携帯電話事業者や携帯電話メーカーが検討開始するとされていたが、CIAJでは、「携帯電話のマナーの方向性について作業部会を新設する予定だが、前述の仕組みについては将来的な検討課題」としており、現時点で、この作業部会には事業者やメーカーは参加を表明していないという。

 仮に、自動的に電源を切れる仕組みについて検討するにしても、強制的に利用停止した場合、災害時に連絡手段が失われ救出が遅れることも想定される。さらに、強制的な利用停止措置は、法律に抵触する可能性もあるという。協会では、こうした問題も含めてあらゆる側面から携帯電話のマナーについて検討していきたいとしている。

 しかし、今年4月から参加を呼びかけているが、同部会には現在数社しか参加を表しておらず、肝心の携帯電話事業者や携帯電話メーカーは、まだ参加の意思を示していない。CIAJは、「このままの状態では、募集から半年が経過する10月ごろには、作業部会の設置を断念するかどうかも含めて検討せざるを得ない」としている。



URL
  情報通信ネットワーク産業協会
  http://www.ciaj.or.jp/
  募集案内
  http://www.ciaj.or.jp/content/topics/050426.html


(津田 啓夢)
2005/08/23 14:34

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